僕のヒーローアカデミアの世界にトリップしたんですが。 (ページ21)

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20話ページ21

相澤side

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯ……

一定のリズムを刻む電子音を聞きながら目の前のメイドが目覚めるのを待った。

命に別状はないが腹部の損傷が激しいとのこと。

雄英では蒼煉が行方不明で大騒ぎ。

真相を知ってそうなのはこいつのみ。

？「………ぁ？」

「目が覚めたか」

?「ここは…ウグッ………」

「まだ動くな。傷もしっかりと塞がった訳じゃない」

俺はとりあえずメイドを寝かせる。

?「あ、蒼煉様……そうだ、私…!」

「落ち着け」

パニックになりかけているな。

自己紹介はしないとか。

「俺は蒼煉 Aの担任、相澤消太だ。貴女は？」

ミライ「私はミライと申します。蒼煉 A様に使えるメイドです」

ミライか。

「ミライ、聞くがAはどうしたんだ？」

するとミライは涙を浮かべた。

ミライ「わ、私は敵連合と戦ってA様をお守りしようといたしました。けれど私は捕まって…それで……!!!」

話を聞くと蒼煉はミライを助けるために行ったが、ミライは単なる餌で解放するつもりはなく、蒼煉は敵連合に行ってしまったという。

まずいな。

早く助けないとだな。

「分かった。俺たちは蒼煉を探しにいく。では、お大事に」

ミライ「お願い、A様を助けて……」