コード・ブルー~とても大切な人~

24.新海先生 ページ24

耕作side
Aと一緒にエレベーターに乗り、行きたい階のボタンを押した。









「A、さっきはごめんな」









『ううん、いいよ』









その時、ちょうどエレベーターが止まった。









誰だと思ったら新海だった。









新「藍沢、お疲れ」









「あぁ」









新「櫻井先生ですよね？」









新海は、Aに聞いてきた。









『はい、そうですけど...。貴方は？』









新「これはこれは失礼しました。前に藍沢と一緒に脳外で仕事してた新海広紀と言います」









『そうだったんですか、藍沢がお世話になってます』









新「いえ、こちらこそお世話になりっぱなしです。藍沢そっちではどうですか？」









『患者を助けるのに必死なのでこちらとしてもまた技術面に関しても勉強させてもらってますよ』









新「そうですか。ところで櫻井先生、今度お食事でもいかがですか？」









新海に聞かれたAは俺の事を見た。
耕作、どうする？言っちゃう？...と言う目で見てきたので、俺は頷いた。









「新海、すまないな。Aは俺の彼女だ」









新「そうだったのか」









『新海先生、すいません。耕作がいるので十分ですからお断りします』









新「分かりました。櫻井先生が藍沢と付き合ってるとは思いませんでしたからすいません」









その時、俺らが降りる階にエレベーターは着いた。








「A、着いたから降りるぞ」









『うん、そうね。では失礼します』









俺らはエレベーターから降りた。









『耕作、ありがとね』









「A大丈夫だったか？」









『うん、大丈夫。私こっちだから後でね』









「あぁ、またな」









俺らは、自分の仕事に戻って行った。









俺は、これからAと一緒にできる限り行動しようと思った。

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