最近の占ツクをただの絵描きが考える

小説の書き方について。　2 ページ19

以前書いた小説の書き方について、小説書きと台本書きの悪い点を書こうと思います。
今回も前回同様個人的に思っていることを書いていきますので、分かりづらい点があるかもしれませんがご容赦ください。
他の作者様の助けに少しでもなれれば幸いです。

以前小説書きと台本書きの詳細については書きましたので、それぞれの説明は省きます。


ではまず小説書きについてです。
こちらは単純に難しいですね。
何が難しいかというと、私はセリフと地の文のバランスだと思っています。
私も今小説書きで夢小説を書いていますが、気付いたらどちらかばかりを書いていた、ということがよくあります。
また、セリフの前にキャラの名前が来ないので誰が言ったセリフかを明言することが必要です。
よほど癖のある話し方をするキャラでない限り、複数のキャラが登場する場面で誰がセリフを言ったかを読者に伝えるのはとても難しいです。
さらに、そうした工夫を凝らしていった結果文字数がかさむということもあります。
占ツクは一ページの文字数上限がとても少ないので、これによりキリの良い場所で話を終わらせられないということがよく起きます。
気にされないという方もいらっしゃると思いますが、個人的には話の流れがぶつ切りになるのでとても厄介だなと思っています。


次に、台本書きについてです。
台本書きはほとんどがキャラのセリフで構成されるので、セリフが説明口調になりがちです。
そのせいでキャラ崩壊が起こりやすいだけでなく、場所や状況などシーンのイメージがし辛くなることがあります。
また、セリフのテンポがいいので重いシーンで場面の演出をするのが難しいです。
効果音をそのまま擬音で表現することで漫画に近い表現をすることになりますが、漫画と違い絵がないため読者にシーンをうまく伝えられないことも台本書きの難しい点です。


以上が私が考える小説書きと台本書きの悪い点です。
どちらも結局表現が難しいので、最近は小説書きと台本書きの要素を半分ずつ含んだような書き方の作者さんが多いように見受けられます。
どちらの書き方にもいい点、悪い点がありますから、最終的にはこの2つの書き方にこだわらず作者様の書きやすいように描いていくのが後々文章の書き方がブレることもなく楽だと思います。

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