最近の占ツクをただの絵描きが考える

小説の書き方について。 ページ17

占ツクの小説は大きく分けて二つのタイプがあります。
「小説書き」と「台本書き」です。
今回は私の考える両者のいい点について書こうかなと思います。
説明下手ではありますがもし小説の書き方に迷っている方がいらっしゃれば参考にしていただけると幸いです。(あくまで個人的な意見ですが)


　まず小説書きについてです。
これは一般的にポピュラーな書き方で、セリフの前にキャラ名を入れず、キャラの心情や時にはセリフも「」に入れず地の分で書く方法です。
そこまで拘らないという方は他作品を参考にしてもいいと思いますが、しっかり書きたい方はネットで勉強するのをお勧めします。

　さて、小説書きの良点ですが、一番は小説の情景やキャラクターが想像しやすい点です。
シーンの場所、天気、雰囲気、キャラの表情など、様々な情報を簡潔にわかりやすく読者に伝えることができます。
そのため読者は作品に感情移入しやすく、書き手は地の文に詩的な表現を加えることで個性を出すこともできます。
また、セリフにすると説明臭くなってしまいやすいキャラの容姿や性格を地の文で書くことができるため、作者が伝えたいキャラのイメージ像を読者に伝えることができます。
他にも、セリフが複数続いたときに地の文を入れることで読みやすくなる効果もあります。

　私は何となく恋愛小説や少し重めの話など、雰囲気と心情を大切にしたい小説に向いているかなと思っています。


　次に台本書きです。
一時期占ツクはこちらが主流だったと思います。
「」の前にキャラ名を入れ、地の文はあまり書かずにセリフをつなげていく書き方です。
効果音も漫画のようにそのまま書きます。
特に深く考えずサクサク書くことができるので、かなり更新スピードが上がる気がします。

　良点は、とにかくキャラのセリフが多いですから、雰囲気が重くならずキャラ同士の関係性や言葉遣いなどがイメージしやすい点でしょう。
また、あまり細々とした説明を入れないことが多いので読者の想像の幅が広がります。
セリフ前にキャラ名を入れることでそのセリフを誰が話しているのか明確になるのも特徴的ですね。

　私はキャラ同士の掛け合いをテンポよく楽しむギャグ小説に向いていると思います。

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