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ぴたりと肌と肌が触れ合って繋がってるだけでも気持ちいいけれど、ゆっくりと腰を上下に動かせば、さっきとは比べ物にならない程体の芯がじんじんと熱くてなっていく。
その快感にお互いの口から甘い吐息が漏れ出した。
「ふっ……あんっ、あっ……」
『……うっ、…はぁ…〇〇っ…』
そっと唇が触れ合って、深くて熱いキスを繰り返しながら、テヒョンの手が私の背中から腰をなぞってお尻を掴んだ。
ゆっくりとした抽送なのに、私の中の一番感じる所に当ててくるからどんどんと溢れてくる愛液でぐちゅぐちゅと水音が響いてる。そんな事にも興奮して徐々に速くなっていく腰の動き。
『…はぁ……うっ…〇〇…ぁ…』
「てひょ……あんっ……あっ………」
荒くなった息遣いと私の名前を呼ぶ掠れた低い声がとてもセクシーで、もっと聞きたくてテヒョンの肩に手を置いて夢中で腰を動かした。
テヒョンは目の前でリズムよく上下する胸の先端をレロレロと舌を出して舐めまわす。
熱い舌先が擽ったくて気持ちよくて、じんじんと体の真ん中を突き抜けるような感覚が襲ってきた。
「んっ……いやっ……それ、だめぇ……イッちゃう……」
私のお尻を掴んでいたテヒョンの手に力が入り、下から突き上げられたその瞬間、上り詰めていた快感が大きく弾けた。
びくびくと体を震わせながらテヒョンの首に手を回し凭れ掛かると私の頭と背中に大きな手が添えられてとても優しく抱きしめられた。
『気持ちよかった?……可愛い顔見せて…』
私ばかりイッてしまって恥ずかしくて下唇を噛みながら顔を上げれば、私の頬を両手で包み込みおでこを合わせて笑うテヒョン。
『まだいっぱい締め付けてくる』
「…いや、言わないで…」
『ずっとこうしてよっか…』
「テヒョンまだでしょ」
『もう結構ギリギリ。危なかった…今こうして我慢してる』
「イキたくないの?」
『そんな事ないよ。でもずっと〇〇と繋がっていたい』
「私も。じゃあこのままでいよっか」
なんて意地悪を言えば、ちょっと困った顔をするから可笑しくて
そしてなぜか急に、言葉にして想いを伝えたくなった。
「テヒョン」
『ん?』
「大好き」
『俺も大大大好き』
大きな目を細め口をハートにして笑うその笑顔がとても愛おしくて。
どうしてかな?
鼻の奥がツンとして泣きそうになった。
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作者名:ピノ子 | 作成日時:2023年2月7日 13時