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あれから全速力で自分の仕事場に着く
一体､なんだったんだ？
あれは夢だったのか？
そう思いたいけれど､手元にあるお弁当が夢ではないと現実を突き付けてくる
…あ､もうお昼の時間か…
いつの間にかお昼になっているので､お弁当箱を取り出した
同僚たちはお弁当を作る時間がないから､コンビニか外食になっている
ht「………いただきます」
そう言ってお弁当を開くと､思わず感激の声をあげる
ht「おぉ……美味そう…」
イリが作ったお弁当は､まさに完璧だった
彩りや､栄養をしっかり考えられた野菜たち…
そして食欲がそそる揚げ物…
お弁当の定番､卵焼き…
たくさんの具が入っているおむすび…
美味しそう…
卵焼きを一口食べてみる
ht「…！……うっまぁ……」
久しぶりだなぁ､手作り弁当なんて…
疲れた身体に染み渡る…
部長「…よう､ひとらんらん
美味そうな弁当じゃないか､少し分けてくれよ」
ht「え､でも…」
部長「早く！」
ht「えぇ…はい」
俺はしぶしぶ部長に差し出……そうとした
すると､突然部長は唸り始めたのだ
部長「うっ……！？ぐっ…な､なに…！？突然腹が…！！」
部長はお腹を抑える
そして､走ってどこかへ行ってしまった
多分､トイレだと思うけど…
どうしていきなり…？
ht「…もしかして､イリの仕業？」
今までのことも､もしかしたらイリがやったのか…？
でも､一体なんでそんなことを…
『んふ､大正解♡』
イリは､突然俺の頭上に現れる
ht「！！！？？イリ………」
俺がそう言いかけると､イリは俺の口元に指を当てる
『他の人には､私のことは見えてないから
あんまり大きい声を出すと､怪しまれちゃうよ？』
ht「嘘でしょ…！」
先に言ってよ…
ht「……なんであんなことしたの？」
俺は､こっそりイリに話しかける
『ん〜……だって､ひとらん
あの人のこと嫌いでしょ？』
ht「え､まぁ嫌いだけど…」
『……迷惑だった？』
イリはしゅん…として､まるで親に怒られた子のようだった
ht「……ふふ､そんなことないよ
俺､あいつ嫌いだし､すっきりしちゃた」
『！……へへ､やったぁ』
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本が大好きなハリネズミ(プロフ) - 無名さん» 初めてのコメントだぁ…！ありがとうございます！これからもどんどんきゅんきゅんしてくださ(( (2022年8月27日 17時) (
レス) id: 73a477d291 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - 初コメ失礼致します！！きゅんきゅんしながら見てます…！！これからも更新頑張ってください！！ (2022年8月27日 17時) (レス) @page21 id: b80ccc6ac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のお餅┏( .-. ┏ ) ┓ x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2022年8月17日 19時
