33話 ページ1
you side
⁇「………苗字」
『……？』
誰かに名前を呼ばれながら、優しく頭を撫でられている気がして目を覚ます。
『………と…どろき……くん…』
轟「‼︎苗字⁉︎」
『ここ……は…』
あの時から随分時が経っていたのか、自分の口からは掠れた声しか出てこない。
鼻にツンと刺すような消毒液の匂いがする。
………病院か
轟「ちょっと待ってろ、今ナースコール押したから」
『………』
何故ここに轟君が？
太陽の位置的にも今は早朝だろう。なのにも関わらず、轟君は制服姿でここにいる。
私は何日眠っていた？結局あの後はどうなった？
……駄目だ、情報がなさ過ぎる。
轟「ヴィランの襲撃から、もう２週間くらい経ってる。」
『‼︎』
轟「それぐらい、苗字は寝ていたんだ」
『……体育祭が…』
轟「ああ。もう数日前まで迫ってる」
『……ありがとうございます』
ｶﾞﾗｯ
看「苗字さん⁉︎お、起きてる‼︎」
医「雄英高校へ連絡しろ！」
看「はい‼︎」
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ……
『｢…………｣』
看護師さんたちが入ってきてから一気に騒がしくなった室内に、轟君と顔を見合わせる。
………ああ、もう学校が始まる時間だ
『轟君、そろそろ学校が始まりますよ』
轟「…いや、学校側に言われて傍にいるんだし少しくらい遅れても構わない」
『……学校から？』
轟「ああ。」
何故⁇
ああ、今日は疑問のオンパレードだ……
確かに、少し重い毛怪我はしたけれどもそこまでじゃない。
……いや、そこまででは無いのか。もう”あの時”とは違うんだ。
でも轟君が選ばれたのは…？
相澤「……苗字」
『！』
声のした方へ振り向くと、そこには根津校長と相澤先生がいた。
……ついでにマイク先生も←
『……おはようございます…』
相澤「呑気なもんだな……今さっき起きたんだろ？これからのこと説明するから、ホラちゃんと座れ」
『……はぃ…』
まずい、久しぶりに寝たからか頭が働かない…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫のお餅( ･ω･ )(プロフ) - 月夜/sayyさん» ｵﾜ…ありがとうございます…リメイクの筆すら止まっているというのにコメントをくださるとは……頑張ります！ (8月11日 15時) (
レス) id: 8589ce5026 (このIDを非表示/違反報告)
月夜/sayy(プロフ) - 初めまして！一気読みしました！めちゃくちゃ面白かったです！続き楽しみにしてます、体に気をつけて頑張って下さい！ (8月11日 0時) (レス) @page29 id: 5ead7b8e7d (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ･ω･ )(プロフ) - くりーむちーずさん» ありがとうございます‼︎最近別の会話にハマってしまい全然更新できていませんが、ゆっくりと更新していこうと思うので応援よろしくお願いします！ (2022年12月27日 21時) (レス) @page26 id: 59126206cb (このIDを非表示/違反報告)
くりーむちーず - 一気読みしました！36話の轟サイドのところ、ありきたりで直球な言葉とかなくて、どんどん変化していく心境がちゃんと順を追って書いてあって、しかも最後の言葉がめっちゃ心に刺さりました…これからも頑張ってください٩(^‿^)۶この作品大好きです (2022年12月27日 21時) (レス) @page4 id: a8e0346b4e (このIDを非表示/違反報告)
月及派(プロフ) - すみませんお手数をお掛けします (2022年9月5日 20時) (レス) id: 2aae637588 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫のお餅┏( .-. ┏ ) ┓ | 作者ホームページ：なし
作成日時：2022年8月2日 15時
