アイアム一般ピーポー‼︎

10話　【中原さん万能説】 ページ11

アイスを食べ終わった中原さんと私は、
仲良く(？)ポートマフィアの建物まで向かっていた。
これから首領に会うんだとか。
………ﾀﾋんだくね？私。まずまず首領に会う前に下っ端に殺されそうなんだけど……


中原「俺の傍にいれば多分殺されることは無ェだろ」


『多分っていうフレーズが今はとんでもなく怖く感じます』


中原「まあ保証はできねえ」


『ﾋﾟｴ……』


駄目じゃん。駄目じゃん、絶対。
わー終わったー(ﾀﾋんだ目)


中原「ここだァ」ｻﾞｯ


いつの間にか着いていたみたいで、ビルの前にヤバそうな黒服さんたちがいる。
絶対警戒されてるじゃん、私。めっちゃ睨んでくるよ…


黒服「中原幹部！その方は…？」


中原「首領への客人だァ
　 お前ら、手ェ出すなよ？」


黒服「ﾊｯ！」ﾋﾞｼｯ


『おぉ……』


流石幹部だ……
っていうか幹部なんだってこと本当だったんだ…
まあ戦闘強そうだし、なれそうだね…(誰から目線)

中原さんと一緒にいると、黒服さんたちにはもう情報が行き渡ってて、
めっちゃ敬礼されたり、挨拶された。
私はこれから「中原さん万能説」を推したいと思う(真顔)


〜〜〜〜〜


ｳｨｰｰｰｰﾝ……

今はエレベーターに乗って、首領室へと向かっている途中。
何でか分かんないけど、中原さんの顔が段々と険しくなってってるんだけど……
……あ、そういや首領に手焼いてるんだっけ、中原さん


『……なんか…お疲れ様です』


ワインアイスのメーカーが作ったワインキャンディーを、中原さんに渡す。
コレも美味しかった。多分気に入ってくれるでしょ


中原「ああ……ありがとな………って、その目ェムカつくなァ……」


『え、何の目？理不尽すぎねえか中原さぁん⁇』


中原「なんか……すげェ憐れむような目されたンだが……」


『あぁ……それはムカつきますね…サーセン』


確かにイラつくことあるよね！


中原「あ、此れワイン味じゃねェか！ありがとよ‼︎」ﾆﾊﾟｯ


『Oh………』


この無邪気な笑顔でどれだけのご婦人が犠牲になったことか……
自分の顔面偏差値分かってるのかな、中原さん

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