24話 ページ26
『………』
……何故…
長尾「あんなの髪掴まれた時点で腕斬っとけなこんなことにならなかっただろ……なんでされるがままでいたんだか…」
不破「Aちゃんほんとに自分のこと大切にしてな⁉︎あーもうこんなに髪抜けちゃって…」
叶「甲斐田に頼んだら元に戻るかな？」
…何故御三方が私の周りを囲んでいるのだろう
いや、確かにもう条約の内容や公布日や実施予定日などはもう既に決まっているから話すことなど何もないのだけれど…何故私の髪などを気にしているのだろうか
世間一般的には女性の髪は宝だと言われているらしいが、生憎私は軍人。髪が抜けようが短くなろうが特に何も問題がないように思えるのだけれど……
『……あの…』
長尾「お前は！…自分の髪大量に引っこ抜かれても何も思わねえの？」
『…はい？』
長尾「いや、こんな髪がサラサラでツヤがあるってことは毎日手入れしてるんじゃないの？それをこんな状態にされてなんでそんな普通でいられるんだよって話。」
『……毎日手入れ…？』
髪に手入れとは…⁇
……軍で配布されているものを使っていたら部下からキレ気味に別のシャンプーを渡されたから、それを使っていたけれど…髪の質はさほど変わらなかった記憶がある
それに、別に私の髪が抜けようが国には何も問題はないはず。外交時に気味悪がられる可能性はあるけれど。
『手入れらしい手入れはしておりませんが…』
長尾「……は？」
『それと、私は別に自信の髪に対して特に頓着していませんので…抜けても思うことはさほどございません』
不破「髪に頓着ないのはAちゃんらしいな…」
長尾「…うっそ、これで手入れ無しはヤバいわ……2j3j国帰ったらお弦に報告だなこりゃ」
『………』
そういえば、叶様が先程から私の髪を触っているけれど……
何をしているのだろうか
心做しか、髪を結われている感覚がする
『…叶様？』
叶「……ちょっと待ってね〜…」
不破「お、めちゃかわええやんそれ！」
叶「でしょ、絶対似合うと思ったんだよねコレ。……よし、完成‼︎」
叶様が髪から離れ、目の前に鏡を出され今の私の髪型が映る。
……三つ編みだ
叶「どう？いつもと違う髪型は」
不破「めちゃ似合ってるでAちゃん！」
『……ありがとう、ございます…？』
長尾「いや反応薄っ」
不破「ちょ、長尾黙れ」
長尾「あ、ハイ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1420人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫のお餅( ･ω･ )(プロフ) - りょーーさん» そんな気に入ってくださるなんて…😭ありがとうございます、とても励みになります！！ (4月4日 19時) (
レス) id: 278cf1e01e (このIDを非表示/違反報告)
りょーー - 最近この界隈ハマったばかりなんですが、設定と世界観が癖すぎて…辛いです……これからもずっと応援してます！！ (4月3日 23時) (レス) id: f52fe25127 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ･ω･ )(プロフ) - Upa丸さん» こういうシンプルな声援も良いんだよな……真っ直ぐなその気持ち、めっちゃ沁みました！更新頑張ります！ (12月20日 20時) (レス) id: a7af9d7ebe (このIDを非表示/違反報告)
Upa丸(プロフ) - 本当に大好きですーーー！これからも無理せず活動頑張ってください！！ (12月20日 19時) (レス) @page39 id: 3c4a854e64 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ･ω･ )(プロフ) - ??さん» ありがとうございます！頑張ります！ (12月10日 18時) (レス) id: 6ee307290c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
