〔6〕JGver2 ページ6
ユラは購買に行ってるかもしれないのに。
グクは友達と話してるだけかも知れないのに。
なんでこんなに不安なんだろう
なんで足は何も考えずに動いてしまうのだろう
廊下に姿の見えなかった二人
もしかして、という気持ちで階段あたりに行ってみた
話し声が聞こえて確信した
二人からは見えないであろうところから聞き耳を立てると、
グク「好きだったんだ」
顔を赤らめるグク、驚くユラ
不思議と涙は出なかった
なぜか向かった場所は屋上
まさか私、死のうとしてないよね?
そんな馬鹿なことを考えてたらなぜか一気に涙が出てきた
こんな時でも空が青くて。
寝ころびたくなった
空を見てたら悔しさと怒りと後悔と切なさと儚さとか
色々な感情が襲った
どうやって顔を合わせればいいんだろう
少なくともこんな顔ではあえないな
〜♪
不意になるスマホ
「...もしもし?」
ユラ「A??どこいんのー??」
ブチっ
切ってしまった
そしたらなんか、なんでか分かんないけどスッキリした
今
なら二人に心からおめでとうって言えるかも!?
と訳のわからない想いで立ち上がった時
グク「Aー、探したしー(笑)」
なんでここがわかったんだろう
嬉しさと悲しさを悟られないように
「探すなよ、バーカ(笑)」
と、これでも精一杯頑張ったつもりだけど苦笑いになってしまった
グクの顔見た瞬間、言ってしまった
「もー、やっぱ好きなんだけど」
上向きながら必死に涙をこらえた
グクの顔は見えなかったけど驚いているはず
そう思った瞬間グクの力とは思えない強さで抱きしめられた
グク「馬鹿はどっちだよ、バーカ(笑)」
「え...??」
グク「俺がA好きなの気づかなかったの?
ユラは多分気づいてるって言ってたのに」
「ユラの事....好きって思ってた...」
じゃああの会話は....?
グク「俺たち、階段の所でユラにA好きだったんだって
相談してた時から居たの気づいてたよ??」
「じゃあ...」
グク「俺たち、両想いだから!!!」
ぎゅう――っと抱きしめるグクの手は弱まることはなかった
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りー - あーーー、ほそくさいこーーー↑↑↑↑ (2015年11月8日 14時) (レス) id: cf65a687db (このIDを非表示/違反報告)
なーぽぽ*(プロフ) - sayaさん» そお??wさやちゃんのにコメントしたのわかった?? (2014年12月14日 16時) (レス) id: afac5bca89 (このIDを非表示/違反報告)
saya - ジンのやつ怖いわ!!w (2014年12月14日 16時) (レス) id: 243e620104 (このIDを非表示/違反報告)
なーぽぽ*(プロフ) - なかむらさやさん» さやちゃんありがとう!!! (2014年12月10日 15時) (レス) id: afac5bca89 (このIDを非表示/違反報告)
なかむらさや - おもしろかったですじょんぐくかっこいい (2014年12月10日 14時) (レス) id: a0d94ce170 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーぽぽ* | 作成日時:2014年6月22日 16時