BTS短編小説 (ページ2)

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〔2〕Ｖver ページ2

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明日ってあえる？
もし会えるなら10：00にいつものとこ待ち合わせね♪

テヒョン

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テヒョン「おまたせっ！」

走ってきたせいか彼の額には汗が浮かんでた

慌ててたんだろうな、寝癖がついてる(笑)
走ってきてくれたことが普通に嬉しかった

「はい、これで汗ふいて？」

可愛らしいピンクのハンカチを渡す

テヒョン「ありがと、ごめん」

「走らなくても遅刻じゃないよ？約束まで後１０分もあるんだから」

テヒョン「そうだけどさ、男のプライドが...」

寝癖つけてまでプライドだなんて(笑)

どこまで可愛いんだよ

「早くいこ？？」

テヒョン「うんっ！！」

いつも君はとびっきりの笑顔を私に見せてくれるよね
だから私は辛いことも乗り越えられるんだよ？

でももう一緒にいられないんだ

そんなこと知らないきみは無邪気に笑うね
ゴメンね。ゴメン

一緒にいられないの

私、アメリカに留学しなくちゃいけないから

テヒョン「A元気ないじゃん、どうしたの？」

「え！？元気だよ～」

沈黙が続き、話さなきゃなって思い始めたころ...

テヒョン「Aなんか俺にかくしてるでしょ？」

優しいような切ないような顔で聞かれたから
おもわず涙が流れた

きっとずっと我慢してたから

言わなきゃ、って思っててもずっと傍にいたいから...

「あのねっ...」

涙が止まらない

優しすぎるから

別れるのが辛すぎるから。私が勝手に離れてくのに。
胸が張り裂けそう

テヒョン「...こっち来て」

連れて行かれたのはテヒョンのお母さんが経営してるレストラン

テヒョンに目隠しされてついていくと

「....え？？？」

そこには

”A留学しても大好きだよ”

綺麗に飾りつけされてる雰囲気ある洋風の部屋

「なん....」

何で知ってるの？

テヒョン「何年の付き合いな訳？？Aのママから話は聞いてマース！」

「...」

声も出ないくらい泣いてると、温かいのに包まれた
大好きな香水の匂い

テヒョン「留学くらいでなに不安になってんの？？」

「でもっ...三年も...」

テヒョン「確かに三年ってすっごく長い
でも、それ以上にA優先だよ＾＾」

テヒョンの腕の中ってこんなに広かったんだ

大人になったんだね。お互い

「ありがとうテヒョン。ゴメンね待っててくれる？？」

キミからの答えは

”当たり前じゃん”