炭治郎の姉上は心臓の病を持っています

一緒に ページ5

炭治郎を布団に寝かせ､鱗滝さんと会話がしたいと思い向き合って座っていた

『炭治郎は鬼殺隊に入隊できそうですか？』
　

「さぁな、儂にはわからん…炭治郎次第だからな」

『そうですか…あの子は優しすぎますから…』

「確かに、炭治郎は優しすぎる｡だが炭治郎は＿強い子だ＿」

『そのようならあの子は大丈夫ですね』

『最後に禰豆子の事なのですが…人を喰ってはいませんか？』

「今はまだ大丈夫だ…今は寝ている。あの子は人を喰わない分寝て体力を戻している」

『そうなのですか…よかった』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

なぜか涙が流れてくる

安心したからかだろうか

『本当によかった…生きていてくれて本当にっよかった…』

「そこで一つ相談がある」

『はい…なんでしょう』

「お前も鬼殺隊に入らないか？」

『えっ』

「もう一度言う＿＿鬼殺隊に入らないか＿＿」

『出きるのならば､入りたいです。あの子は優しいから…私があの子の、炭治郎の支えになれるなら！』

「よかろう」

『ですが一つお願いがあります』

『私は＿＿心臓の病＿＿を抱えております』

「！本当か…」

『本当ですよ…お願いというのは
＿炭治郎には黙っていてほしいのです＿
　病のことを…』

「分かった」

「今日はもう寝ろ」

『はい。ありがとうございます』

そう言って布団に入った

なかなか眠れなかった

だから炭治郎の頭を撫でていた

すると…

「んぅ？…姉さん？」

『ふふ、炭治郎ごめんね…辛い思いさせてしまって』

「姉さんは何も悪くない…生きていてくれているだけでいいんだ！」

私は唇に人差し指をあてて

『炭治郎…少し外に出ようか？』

「！ごめん…」

外に出ると綺麗な満月が出ていた

『綺麗な満月ね』

「あぁ…本当に綺麗だなぁ」

「ゆうなみたいだ」ﾎﾞｿｯ

『ん？何か言った？』

「いいや何でもないよ」

『そう？じゃあ寒いし中に入ろうか』

「あぁ今日は寒いなぁ」

『今日は一緒に寝てくれないかな？』

「えっ何言って…」

『ダメ？だって今日寒いでしょ？』

「まぁ…いいか」

『あっそれと…私も明日から鬼殺隊に入隊するために頑張るから一緒に頑張ろうね』

「えっゆうなも入るのか！？」

『うん頑張ろうね､炭治郎』

「あぁ！一緒に入ろうな！鬼殺隊！」

『ふふ、炭治郎は変わらないわね』

『さっ、寝ましょうか』

「姉さん…おやすみ」

『おやすみなさい…炭治郎』

そして私の意識は途切れた

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