炭治郎の姉上は心臓の病を持っています

藤の花の家紋 ページ25

そう言えば…

『いつまで休めるんだろう？』

駄目だ…後で鎹鴉さんに聞いてみよう

お風呂から上がり布団で考えていた

もう寝よ…

『おやすみなさい……ｽｰ』







「起き…て……さい」

ﾝ?誰か呼んでる…

「起きてくださいませ。ゆうな様」

この声は…

『鎹鴉さんか』

『どうしたの？こんな時間に……』
　
今はだいたい５時くらいだ

「お休みのことなのですが」

ちょうど気になっていたところだった…
　↓
機嫌悪い

「三週間程この座敷でお過ごしください」

『分かった…ﾝ?三週間って言った？』

「？はい」

『…何でそんなに長いの？』

「腕の怪我は約二週間程かかるでしょう｡後の一週間はゆっくり休んでください…とのことです」

『そう…ありがとう』

「では」

『さよなら』

廊下まで鎹鴉さんを送った

『寒ﾂ』

『もう一回寝よ』

布団はもう冷たくなっていた

『…おやすみなさい』

結局眠りに落ちた







ﾊﾟﾁｯ

目が覚めた

今は…

『何時だろう？』

ﾄﾝﾄﾝ

「失礼いたします。お医者様をお連れしました」

『ありがとうございます』

親切なお婆さん…

大人しく診察を受けていると

「少し失礼しますよ」

と言って怪我をした方の腕を触った

『いﾂ』

「少し我慢してくださいね」

ｳﾞｰ痛い

しばらく我慢していると

「はい。終わりました」

やっと終わった！(^^)

「あと二週間は安静にしていてください」

『はい。ありがとうございました』

お医者様は出ていった


・



・


　
・


暇


『あ！時透さんのところに行こう』

『失礼します』

そーっと扉を開けると

正しい寝息をたてて眠っている時透さんがいた

そっと隣に座って頭を撫でていた

『落ち着くなぁ…』

やっぱり時透さんは弟っていう感じがする

「んぅ……兄さん…待ってよ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

泣いてる…

『寂しかったんだねぇ…』

辛かったんでしょうに……

『 こんこん小山の 小うさぎは
　 なぜにお耳が 長ござる 』

何で歌ってるんだろうな…

「んぅ……」

「誰…？」

『目が覚めましたね？』

「ここはどこ……君は誰……」

『ここは藤の花の家紋です』

「…」

『私は竈門ゆうなです！』ﾆｺｯ

「ふーん…お風呂入ってくる」

『はい。いってらっしゃい』

時透さんは部屋を出ていった

それより…

何で私は時透さんの過去を知っているんだろう

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