炭治郎の姉上は心臓の病を持っています“弐”

目覚め ページ12

『い”た”ｯ』


今の状況はと言いますと…

しのぶと煉獄さんに抱き付かれております


「良かったぁ！！姉さんのバカ！」

「心配したぞ！！」

『あはは、兎に角離れてほしいな』


ちょっと肋が変な音を鳴らしてる

しのぶは子供のように泣きじゃくっている

煉獄さんは離れてくれた


『ほら、しのぶ？
そんなに泣いたら可愛い顔が台無しよ？』

「だってぇ！…
死んじゃったかと思ったんだもんﾋｯ…ｸﾞｽｯ」

「こんな胡蝶の姿は初めて見た！」


…炭治郎は？


『煉獄さん、炭治郎は何処に？』

「竈門少年なら私の家に行っている」

『そうですか』


ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！


「ﾋｯｸ誰でしょう？」

「姉さん、動いては行けませんよ？」

『はいはい』


心配性ねぇ


「竈門少女、感謝する！」ﾄﾞﾝ！


ちょっと！今音がしたよ？血出てない！？

煉獄さんは土下座していた


『そ、そんな！顔を上げて下さい！！』


「だが！竈門少女が居なかったら今は存在していない」

『そうかも知れないですけど…』


ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

扉が勢いよく空いた


「姉さん！ちょっと助けて…」


顔を向けるとしのぶと柱が三人、
　
それと小さな赤ん坊がしのぶに抱かれていた


『どうしたの？その子』

「うむ！誰だ?」

「どうしても泣き止んでくれなくて…」

『ちょっと貸して』


私はしのぶから赤子を渡してもらった



『 こんこん小山の子うさぎは〜
　 なぁぜにお耳が長うござる〜
　 小さいときに母様が〜
　長い木の葉を食べたゆえぇ
　 それでお耳が長うござる〜』♪



「ｽｰ…ｽｰ…」

『ふふっ』


六太を思い出すわぁ

懐かしく思いながら
頬をほんのり赤く染めたのでした

赤子→←無限列車　終わり

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