炭治郎の姉上は心臓の病を持っています“弐”

無限列車　終わり ページ11

『断る！』

「何故だ！何故お前も杏寿郎も何故だ！」

『人はいつしか死ぬ…それが人の美しさだ！
そんな人の美しさを奪うお前は、私が許さない！！』

「なら力付くでも」

『ヒノカミ神楽 烈日紅鏡！』

「ｯガァ！！」

「炎の呼吸 壱ノ型 不知火！」


ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝ


『う”ぁ』


何でこんな時に…

逃げて行く…!

待って…！！


『“伯治さん！！”』


猗窩座は一瞬此方を向いたがすぐに走りだした

伯治さん？

見た感じ彼奴は人間の頃の記憶がなさそうだった

なのに…何故？


駄目だ…視界が狭くなってくる

煉獄さんは…？

良かった。生きてる

皆が駆け寄ってくるのが見える

「姉さん！！」

『大丈夫…少し眠るだけ』

“そうねぇ…次の任務のご褒美で舞いましょう”

そうだ…約束

『ヒノカミ、神楽…舞う、から…待ってて…ね』

「はい！待ちますから！」

大丈夫…まだ死なない

心臓はまだ動いてるから


私は死んだかのように眠りについた

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