In Other Room (ページ3)

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ヌナとチャンミンとネコ -2 ページ3

「...Aヌナ、飼ってくれますよね？」
「うん、ちゃんと飼うよ」
捨てられていたのは猫なはずなのに、チャンミンが捨てられた様に悲しみに寄った表情で言う。

「こいつがどうしても家をくれって顔でこっち見てたんですよ～誰しも居るべき場所があるじゃないですか」
「うん」
「そしたらヌナのこの寒々した家思い出して、ここがこいつの居るべき場所だろうな～と思いましたよ」
「寒々って(笑)」
「だって見てみて下さいよ。20代とは思えないですよ～この...まぁ良く言えばこざっぱりした家」
「どうもありがとう。素敵でしょ？Simple is Bestだよ」

この日は1日、言葉の端々にどこか、いつもと違った雰囲気があった。
後から聞けば、あの日の前の日に芸能人友達のミュージカルを見に行くと、今の自分が置かれた先行き不透明な状態、世間からこのまま忘れられていくんじゃないか、と焦りと恐怖で彼自身が"居場所"に対して固執していたらしい。

「名前決めないといけませんね～」
「チャンミン決めてよ、親でしょ？」
「いや、ここは飼う者が愛情持って育てられるように、飼い主が付けるべきです！」
「私無理。センスないもん。こういうの。」
私の抗議にも目もくれず、無言で返される。

「....ブルー。」
「却下。なんですか？それ。まさかロシアンブルーのブルーとか言いませんよね。お？」
「....」
「ちゃんと愛情持ってるんですか？お？可愛らしい名前付けてあげて下さい。女の子ですよー」
「そんなすぐ出てこないって！候補作っておくから、今度その中から決めて」

それから1年。
東方神起が再スタートする。2人の姿が写っているサンプルCDがいま手の中にある。
あの時、居場所を探していた彼はもういない。力強い眼差しをした彼らが新しく動き出す。
これからまた、CDラックには"東方神起"のコーナーに1枚ずつプラスされていく。
頑張れ、ユノ。チャンミン。

「ドゥ(Doe)はどう？雌鹿。チャンミンはバンビだからね、そこから取ったの」
「お！いいじゃないですかー！やれば出来ますね」
チャンミン様のOKが出たのは、果たして何個案を出した頃だっけ…？

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イェソンさんとのお話じゃなくてごめんなさい。そして、なんかもっと繊細な情景描写がしたいのですが、私には無理なようです(p_q)だれか文才わけて...
今度こそイェソンさんとのお話書きたいな！