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「山田、朝から撮影だったんだって〜？」
あくまで普通に、いつものトーンで八乙女は山田に話しかけた。
「あっ……うん、そうだよ。」
山田は、二人は怖くないと分かっているはずなのに夢のせいで怯えてしまっていた。
山田は、焦っていた。
「山田、ばいばい。」
「さようなら、山田。」
という夢の中の言葉が頭から離れないでいる。
薮も八乙女もまた、焦っていた。
何か抱え込んでしまっていると気づいているのにどう行動にでればいいか分からない。
「薮さん、八乙女さんメイク室へ。」
タイミングが良いのか悪いのか、会話が続くことのなかった静寂な楽屋にスタッフの声が響き渡った。
「はーい。」
「了解です。」
二人は、山田を一人にしておくのがなんだか不安に思ったがメイク室へ向かった。
スタッフの声が聞こえた時、山田の肩がビクッとなったのは二人は見逃さなかった。
山田は一人になった途端、不安感や悲愴感に襲われた。
怖くないはずなのに怖いという矛盾が苦しかった。
苦しい状況を追い込むように、過去に言われた誹謗中傷の言葉がフラッシュバックした。
「はぁ……はぁ……」
だんだんと息が整わなくなっていく。
二人が帰ってくるまでになんとかしないと離れていく。
そう思えば思うほど呼吸がおかしくなっていった。
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赤兎(プロフ) - やまたかさん» 喜ばしい限りです。ありがとうございます！ (2020年3月12日 23時) (
レス) id: 4dedd8f2d1 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 完結おめでとうございます♪毎日楽しみに読んでおりました(*ﾟ▽ﾟ*)特別なチカラ_も更新頑張ってください！ (2020年3月12日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - やまたかさん» 嬉しい感想ありがとうございます。大ファンだなんて……恐れ入ります。 (2020年3月4日 11時) (レス) id: 4dedd8f2d1 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 一目見ただけでこのお話の大ファンになりましたっ！これからも更新頑張ってください！応援しております♪ (2020年3月3日 19時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎 | 作成日時：2020年2月9日 17時
