・ ページ6
・
慧「あれ……?開いた。」
伊野尾くんの言う通り突然、エレベーターが開いた。
「大丈夫でしたか?」
「すみませんでした。」
病院側から何回も頭を下げられ、謝罪の言葉をかけられた。
閉じ込められていた時間は5分くらいだったらしい。
涼「1時間ぐらいに感じたよ……」
慧「正確に言うと多分5分56秒だよ。」
本当に伊野尾くんのおかげで不安を感じることなくいられたよ。
「あっ予防接種ですよね……こちらです。」
本来の目的である予防接種のためにちょっとしたスペースから移動する。
涼「名前の順でやろ。まずはいのちゃんね。」
慧「え〜〜。」
「じゃあ……伊野尾さん、どうぞ。」
慧「ええ……はい。」
山田のご指名通り、伊野尾くんが連れていかれた。
あの人、実は注射怖がってないから平気だと思うけど。
涼「雄也……俺、本当に注射いやなの。」
先端恐怖症だっけ……
今日は怖いことばかりで可哀想になってくる。
雄「一瞬だよ、一瞬。」
涼「そうかな……」
慧「全然怖くなかった〜楽勝、楽勝!!」
わざと怖がって、わざと楽勝って言って。
伊野尾くんのさり気ない優しさだ。
雄「次、行ってくるね。」
涼「うん……。」
238人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤兎(プロフ) - やまたかさん» 喜ばしい限りです。ありがとうございます! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 4dedd8f2d1 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 完結おめでとうございます♪毎日楽しみに読んでおりました(*゚▽゚*)特別なチカラ_も更新頑張ってください! (2020年3月12日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - やまたかさん» 嬉しい感想ありがとうございます。大ファンだなんて……恐れ入ります。 (2020年3月4日 11時) (レス) id: 4dedd8f2d1 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 一目見ただけでこのお話の大ファンになりましたっ!これからも更新頑張ってください!応援しております♪ (2020年3月3日 19時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:赤兎 | 作成日時:2020年2月9日 17時