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初めから悩み聞くよなんて言っても山田は話してくれないだろうから、たわいも無い話をした。

まあ、雰囲気は最悪で『普通』ではないだろうけど。



涼「は……?大ちゃん馬鹿だな〜……」

大「馬鹿って言うな馬鹿って……。」


そろそろ……かな。

俺が黙ったことにより場の空気も変わる。

山田も何か感じとっている気がした。




大「俺さ……待ってるよ?山田が話してくれる時を。」

涼「…………」



山田は下唇を噛んで下を向いた。

泣くのを我慢しているように見える。


変わっているようで、全然変わっていない。




「俺の前くらい泣けよ……泣いていいんだよ?」

「うう……大ちゃんずるい…」



やっぱり……我慢してたのか。

昔みたいに頼ってくれていいのに。



涼「大ちゃんに言われると……っん……涙でちゃうよ……っ…」




頭を優しく撫でると訴えかけるように俺を見つめてきた。

山田は悲しい目をしていた。




涼「最近体調崩してばっかりでファンに心配かけてプロ失格だよね?呆れられちゃうよね?」




いきなり早口で自分を責め立てる言葉を発した。

そんなことないのに……。

山田がそんなことを思っていたなんて……となんだか俺まで悲しくなってくる。




大「呆れる訳ねーだろ。山田が頑張り屋さんなのはメンバーもファンも知ってるし、プロ失格って言ったってお前は精一杯頑張ってただろ?」


涼「っ……でも…………」




大「でもじゃなくて。俺の言っていること信用出来ねえーか?」




小さく首を横に振る山田。

わかってくれたかな?



しばらく沈黙が続く。

不安に思わないように、ゆっくりと背中をさすった。


今日は、いつもより小さくみえた。




涼「なんか……スッキリした。ごめんね。ありがと。」




涙を拭き取りながら山田は言った。

ごめんね。なんていらないよ。





大「何かあったら大貴お兄ちゃんがいるから。」

涼「お兄ちゃんだとは思えね〜」




やっぱり笑っている山田が1番だ。




end

___。《JUMP×やま》→←・



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赤兎(プロフ) - やまたかさん» 喜ばしい限りです。ありがとうございます! (2020年3月12日 23時) (レス) id: 4dedd8f2d1 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 完結おめでとうございます♪毎日楽しみに読んでおりました(*゚▽゚*)特別なチカラ_も更新頑張ってください! (2020年3月12日 21時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - やまたかさん» 嬉しい感想ありがとうございます。大ファンだなんて……恐れ入ります。 (2020年3月4日 11時) (レス) id: 4dedd8f2d1 (このIDを非表示/違反報告)
やまたか - 一目見ただけでこのお話の大ファンになりましたっ!これからも更新頑張ってください!応援しております♪ (2020年3月3日 19時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤兎 | 作成日時:2020年2月9日 17時

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