約束～Love Story～数原龍友 (ページ9)

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美「そっか、そんなことがあったんだ……」

「だから、やっぱり少し複雑って言うか、

なんて言ったらいいんだろ」

美「Aはさ、まだ好きなの？数原さんの事」

「……好き、だよ」

美「なら、Aは数原さんを信じて

待ち続けてたらいいよ」

「でもっ」

美「相手が芸能人だから？好きって言う気持ちに

嘘をつくのはダメだよ

好きなことや好きなものは大切にしないと」

「……ありがとう、美咲」

美「ん、何かあったら話聞くし

助けるよ私、

とりあえず！！今は三代目さんから

頂いたお仕事頑張ろ！」

「そうだね！」

美「てゆーか、A！！

なんで教えてくれなかったのよ！！」

「え？なにを？」

美「なにを？じゃないよ！

数原さんのことだよーー

すっごいすっごいひとやんか！」

そうベラベラ喋り続ける美咲を

見ながら良い友達を持ったなぁと

心からそう思った。

美「今年ドームツアーちゃうん!?」

こうやって冗談っぽく言って

笑わせてくれるところも大好き。

・

「でもさ、三代目さんの衣装のデザイン

担当ってさどんなことするんだろうねー」

美「新曲とかの衣装とか？」

「やっぱりそんな感じなのかなー」

美「気になるねー笑」

「うんうん、明日教えてくれるなら

今日言ってくれればよかったのに、、課長……笑」

・

私達が今回の仕事がとても規模が大きいことを

今はまだ知らなかった。