約束～Love Story～数原龍友 (ページ31)

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龍友が立ち去ってからも

私は呆然と立ちつくしていた。

？「A？どうしたの？」

「……っ」

？「えっ、泣いてる？？」

顔を腕で隠す私を無理やり前に

向かせたのは、

・

・

隆二くんだった。

隆「ほんとどうしたの?!

誰かになにかされた?!

怪我とかは??ない？痛いところも？？」

隆二くんはテンパりすぎて

めちゃくちゃ慌ててた。

そんな隆二くんを見ていたら

なんだか笑えてきた。

「ふっ……」

隆「へ？笑ってるの？」

「なんでもないよ、隆二くん」

隆「それは嘘。だって泣いてるじゃん

何も無かったなんて言わせないよ？」

「……隆二くんには叶わないね」

隆「そりゃそうだよ、親友だよ？」

ちょっと嬉しそうに笑う隆二くん。

あぁ、これがファンの人を魅力する

笑顔か。

それをこんなに近くで見てるなんて

ファンの人達に殺されちゃうや。笑

「あのね……」

私は前に話した

過去の話の相手が龍友ということ

約束のこと

さっきあったこと

まだ好きなこと

全て隆二くんに打ち明けた、

隆「前に言ってた人って龍友だったんだ…」

「そうなの、、ごめんねだまってて」

隆「そんなのいいよ、全然」

「もう、どうしたらいいのかなー

嫌われちゃったかも」

隆「……龍友はそんなことで人を嫌う人じゃない

Aが一番よくわかってるんじゃない？」

「そう、だけど……」

隆「好きなんでしょ？」

「……うん」

隆「じゃあさ、なんでもプラスに考えない？

その方がいいことあるよきっと」

「そうだね……ありがとう」

隆「じゃ、これからトレーニングするから

送っていけないけど……」

「全然っ！！大丈夫だよ」

隆「そっか、ごめんね

じゃ、またあした！」

その場を去っていく後ろ姿を見て

「隆二くんっ！」

隆「ん？」

「隆二くんにも好きな人できたら

私が1番の相談相手になるから！」

隆「ははっ！Aが相談相手なら

心強いな！笑」

そう言ってまたあの可愛い笑顔で

返事をしてくれた。