約束～Love Story～数原龍友 (ページ20)

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「あ…その、えと、な、なんでしょうか」

今「そんなに緊張してんのー？

まぁGENEも大人気だしねぇ

もしかしてGENEファンとか？笑」

「……」

今「あれ？Aまた固まった」

お願い、

これ以上龍友の前で名前を呼ばないで…

龍「Aなんか？」

臣「え？もしかして二人って知り合い？」

「わ、わたし、、

先にパフォーマーの皆さんのところに

戻ってますっ……」

今「え、ちょっとAー！」

龍「……っ」

私はその場を走って立ち去った。

やっぱりまだ無理だよ。

龍友と顔を合わせることができない。

もうあの約束はなくなってるんじゃないか、

私のことなんて忘れてたんじゃないのか

いろんな感情が込み上げてきて

もう分かんないよ。

私、どうしたらいい？

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美「あれ？今市さんと登坂さんは？」

「あ、えっと、お話してたから先に戻ってきた」

美「そうなんだ～

コソッどうしたの？なんかあった？」

「仕事終わったら聞いてほしいなコソッ」

美「了解」

しばらくするとボーカルの2人も揃い

音楽番組の収録に向かった。

その移動中隆二くんと臣さんは

私に何も聞いてこなかった。

気を使ってくれたのかな。

だとしたらなんだか悪いな。

いつか話してほうがいいかも

三代目のみなさんに。