約束～Love Story～数原龍友 (ページ24)

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23 龍友side ページ24

涼「で、龍友くんの言いたいことって？」

おいおい、待て待て

いきなりぶっ込んでくんな王子←

龍「あ、うん。みんなちょっとえぇか？」

隼「なんですなんです？こんなに改まって」

龍「まだみんなに伝えてなかったことがあるねん

僕の昔のこと」

亜「え？龍友くんの昔のこと？」

裕「焼き鳥屋ちゃうーん？」

メ「まぁまぁみんな聞いてあげよ？」

玲「うわ、良い奴ぶるなよ」

涼「ほんとにみんな聞こ」

さすがGENEや、騒がしい。笑

ま、そんなGENEが大好きやねんけどな。

龍「僕な、オーディション受ける前に

めっちゃめっちゃ大事な好きな人がおってん」

G「……」

「その人は僕が歌手になりたいっていう夢を

一緒になって叶えようとしてくれた。

支えになってくれた。

僕は今でも彼女が好き。

でも、僕、東京に来ないかってHIROさんに

言われた時、彼女と別れを決めてん」

亜「…なんでさ、大事な人だったのに自分から手放したの？」

龍「大事やったからや。それぐらいほんまに

彼女がいなかったらきっと僕は今ここにおらん

傷つけたくなかった。

大阪と東京の遠距離恋愛やし

寂しい思いをさせるって分かってた

歌手になりたいっていう夢を

彼女に寂しい思いをさせるなら

僕は中途半端にしたら

どっちも失うって思ってん」

裕「それで別れを選んだんか？」

龍「うん、でもな

僕、夢叶えたら迎えに行くって

約束してん」

涼「なんか、龍友くんらしいね」

1人で黙々と語る僕をみんなは

黙って真剣に聞いてくれていた。

玲「それでさ、そんな話をするってことは

なんかあったの？」

龍「そやねん、、

今日ボイトレしとった時にな三代目の

二人に会ってん、

その時になんか女の人おんなーと思ってたら

その彼女やった

名前も一緒」

G「えぇーーー！！！！」

隼「それってもう神様から迎えに行けって

言われてるようなものですやん！！」

メ「へぇ、そんなことってあるんだね、すごい」

裕「絶対龍友くんの愛が強いからやて」

ごちゃごちゃみんなが騒いでる中

やっぱり1人冷静なのが

涼「で、龍友くんはどうしたいの？」

涼太の一言でみんなが静まり返った。

龍「……僕は、できるなら

迎えに行きたい。

今も好きだって伝えたい」