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ずっと大好きだった海ちゃん。
ずっと仕事のパートナーとして友人として
お世話になっている真白。
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私の大好きな人達が、大好きになって結ばれて。
幸せ以外ふさわしい言葉は見つからない。
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…じゃあ私の幸せは？
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「ちょっとそこ2人、勝手に語らな〜い」
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"まだまだこれからだよ" と言い散らす上司にテキトーに謝り2人で笑いあった。
そんな瞬間が愛おしくて楽しくて、そう思ったとき、あぁきっと私の幸せはコレなんだなって思った。
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「私、恋愛向いてないのかな」
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お手洗いで1人、そんなことを呟く。
仲良くなれたと思っても友達止まりになっちゃう人っているよね。
きっと私はそのタイプなんだよね、きっと。
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だけど、鏡に映る私の顔は思ったより落ち込んでいなくて。
気持ちと表情が合致してなくて戸惑った。
先ほどの溢れた涙で滲んだアイラインを上から書き直した。
ハッキリと目尻にかけて細く引いた。
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「幸せってなんだろう」
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笑顔見せること？涙流すこと？善人であること？
幸せなんて人それぞれ、と言われてしまえばぐうの音も出ない。
幸せって誰かに認めてもらわないと感じれないのかもしれないと私は思う。
きっとみんな自分の選択に自信がなくなってしまうから、誰かに認めてもらいたいと思う。
認めてほしいと願う。
認めてもらえた矢先には、満足感と充実感が芽生えてそれを感じた途端に幸せだと思うんだろう。
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だから私は誰かに認めてもらいたいんだ。
この選択が間違っていなかったのか。
真白に話した内容は墓場まで持っていくべきだったのか。
海ちゃんにもっとアタックして真白を同列でライバルとして戦うべきだったのか。
諦めて潔く立ち去った私の選択は正しかったのだろうか。
今の私じゃ何が正しくて何が間違いなのか分からない。
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用を足してお化粧直しをしてお手洗いを出る。
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「ちょっと、平野さん飲み過ぎですか？」
「大丈夫ですか？」
「タクシー呼びましょうか？」
「家、近いんでそこで休みますか？」
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女の子4、5人で平野さんを囲んでいた。
なかなかやるな、と思った。
相変わらずの人気で、相変わらず大変そうで。
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もも(プロフ) - 私の端末がおかしいのかわかりませんが、４ページ目の紫耀の漢字が紫輝になってます (2021年6月19日 23時) (
レス) id: 573355469d (このIDを非表示/違反報告)
：む ぎ 。(プロフ) - 涼杜兄妹さん» コメントありがとうございます。今後はきっと絵に描いたような生活を送るかと思います(^^) (2021年3月7日 13時) (レス) id: 860fb48182 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - 完結おつかれさまです！好きな作品だったので終わってしまうのがさみしいです。2人がどんな生活をしていくのかが楽しみです♪ (2021年2月28日 20時) (レス) id: a89c13a921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiro.
| 作成日時：2021年1月18日 22時
