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夏休みが終わって、新学期が始まって
1番最初の行事。体育祭。
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3年生の応援団長達が決め合って
今年のカラーは赤色になった。
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真美ちゃんと今年は赤色だから可愛くしよう、と
話し合いメガホンやらなんやら準備する。
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「真美ちゃんはさ、なあくんの事どう思ってるの？」
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触れていいのか悪いのか、迷ったけど
意を決して聞く事を選択した。
私の問いに真美ちゃんは少し動揺して
��アイツは別に…��と言った。
素直じゃないな〜って人の事になるとすぐ様気付けるのに
自分のことになると強がってる自分に気付けない。
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「そっか」
「逆にAは？浮所大先生の事どう思ってるの？」
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私が深く聞こうとしたのを見計らったのか
真美ちゃんの質問返しに、話が変わってしまう。
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「……なんか恥ずかしいね」
「えぇ！なになに！」
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真美ちゃんと好きな人の話をするのは新鮮で
こういうお母さんには言えないような事も
話していきながら、なんでも話せる仲になっていくのかな。
こんな話もいつかは笑い話になるのかな。
笑い話になるって分かっているけど
今の私たちは全力でこの時を過ごしている。
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「……好き、かな」
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自分でそう言った時、自分の気持ちを誰かに伝えた時、
一気にそうだと実感して、恥ずかしくなる。
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「きゃー！だよねだよねそうだよね！」
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なぜか私以上に盛り上がってる真美ちゃん。
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「Aがまた恋愛できて、私は嬉しい！」
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そう言ってフワッと笑った後、私の目をまっすぐ見て
��目も、合わせられるようになった？��と言った。
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「少しずつだけど…」
「じゅーぶんだよ！少しずつでもいいんだよ」
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真美ちゃんのその言葉に、
隣でいてくれた真美ちゃんに
そう言われるとうるうるくるものがある。
真美ちゃんが友達でよかった、そう思った時
クラスの扉がガラガラと開いた。
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(失礼しまぁす)
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可愛らしい声と共に入ってきたのは、
髪の綺麗な女の子、大森優実ちゃん。
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私の勘が働いて背中がゾワゾワっとした。
無意識に目が合わないように、気付かないフリをした。
だけどその美貌でクラスの男の子に声をかけて
その男の子から呼ばれる名前。
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(暁さん、呼んでるよ〜)
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嫌な予感はしてたけど、してたんだけど。
まさか、ドラマみたいな出来事が私の身に起きるなんて。
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Shiro.(プロフ) - 梨乃さん» 感想ありがとうございます！励みになります、うれしいです！！！ (4月10日 11時) (
レス) id: 5a97038d8f (このIDを非表示/違反報告)
梨乃(プロフ) - ものすごくキュンキュンしました！続きが楽しみです^_^ (4月8日 8時) (レス) @page36 id: 5cceb5056f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiro.
| 作成日時：2024年2月26日 22時
