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〜Aside〜

あの事件以前の私は、こんな暮らしはまだまだ先のことだと思っていた。

朝目覚めると、大好きな人のために朝ごはんを作る
美味しそうに食べてくれる姿を見ながら幸せな気持ちになり

彼を送り出したあと、ハウスキーパーさん達とお喋りをするのも日課になっていて楽しい。

友達に会いに行ったり、テニスコートにいって子供たちと触れ合ったり本当に幸せな毎日を送っている。

それもこれも翔平くんのおかげだな。

こうやって普通の暮らしを送れるのがすごく幸せ

でも…やっぱりちゃんとメディア対応しないとな……
これまでお世話になった人達に迷惑かけっぱなしだ

翔平くんとの生活に支障がない程度に
対応していこう。

翔平くんが帰ってきたら、話そう





しばらくして翔平くんが帰ってきた。
翔平「ただいま〜」
A「おかえり!ご飯食べるよね?先シャワー浴びる?」
翔平「シャワーは浴びてきたから、ご飯食べたい」

いつも通り美味しそうに食べてくれる翔平くん。
さぁどうやって切り出そうかな
翔平くんに心配かけちゃうかな…?

翔平「ん?そんなボーっとしてどうした?」

A「あのね、そろそろメディア対応とかスポンサー関係の仕事を受けようかなと思って」

翔平「無理しなくてもいいんだよ。ってAの性格上、これ以上スポンサーに迷惑かけたくないって罪悪感がストレスになっちゃうか」

A「うん。そんなにたくさん受ける気はないけど、必要最低限、恩返しはしないとね」

翔平「まみぃとしっかり相談して嫌なことは嫌っていうこと。」

A「うん!そうするね!翔平くん、ありがとう!」

翔平「ところで、今日もお砂遊びしてたの?(笑)」

A「お砂遊びって(笑)ハウスキーパーさんの中でね、ジュリアンさんっているんだけど、実家が農家らしくてすごい知識を持ってるの。だから今ね弟子にしてもらってるの」

翔平「いつか家が農場になりそうだね(笑)」

A「農場とまでは言わないけど、美味しいお野菜たくさん植えたから楽しみにしててね!」

翔平「それは楽しみだ!ますます野球頑張れそう」

A「翔平くんをサポートするためだったら何でもしたい!」

翔平「ありがたいけど、無理は禁物。俺はAが笑っててくれればそれで頑張れるんだから」

A「翔平くん……ありがとう」

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作者名:玲花 | 作成日時:2024年1月12日 11時

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