95 ページ13
〜翔平side〜
新しい家族を迎えてからというもの、Aは毎日楽しそうにしている。
俺からしたら、ちょっとお世話しすぎじゃない？って思うくらいには手を焼いている。
A「みてみて！翔平くん！今日ね、でこちゃんのお洋服たくさん買ってきたんだよ。ほんとはもっと欲しかったけど我慢したの〜！！全部似合う！可愛すぎる」
パジャマ姿に三角帽子まで被らされて、ちょっと不服そうなデコピンには悪いけど、Aが最高に可愛いので良しとしよう
「犬の服ってこんなにあるんだね」
A「すごい可愛いよね！テニスクラブに連れて行ってコートで走らせてみたらめちゃくちゃ走ってた！でこちゃん皆の人気者だったよね〜！」
可能な限りデコピンと一緒にいるみたいで、色々なエピソードを話してくれる。おい、デコ、お前だけずるいぞ
そんな俺の視線が分かるのか、分からないのか首をひねってるデコ……うん。お前も可愛いわ
「楽しそうに過ごしてくれてよかった！デコ〜優しいママの元にこれて幸せだな〜！」
A「でこちゃんすごい賢いんだよ！見てて！ おてっ！ほら！！出来るようになったの〜〜〜！」
きっと俺らに子供が産まれたら、Aはこれ以上にひどい親ばかを発揮するんだろうな。これ以上に俺興味持たれなくなるじゃん……
A「翔平くん、ほんとにありがとね。私今この地球上で一番幸せな自信しかない」
そっか。地球上で一番幸せにしてあげれてるんだから、何も問題ないね
翔平「それは良かった！でこもありがとね〜〜」
A「見た？今、翔平くにほめられてでこちゃん笑ったよ〜〜〜！私と一緒で翔平くんのこと大好きなんだね〜〜」
正直俺には分からないが、そういうことにしとこう。(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 524人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：玲花 | 作成日時：2024年1月12日 11時
