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〜翔平side〜
無事に新居への引っ越しも終えて、籍も入れて、晴れて夫婦となった。
結婚式は、Aが目立ちたくないというので、お互いの家族だけ呼んで式を挙げた。
もっともAらしい理由だ。
シーズンが始まると中々融通が利かないからという理由で、色々詰め込んでしまったが、文句ひとつ言わず、俺を尊重してくれる。
Aはそういう人だ。我慢させすぎないように気を付けないとな。
最近Aは新居の庭をいじるのにはまったみたいで可愛いお花や野菜の苗などをせっせと植えている。
リビングから庭の様子が見えるので、俺はいつもテレビを見るふりをしてAを見ている。
可愛い花をいじりながら、優しい笑顔で鼻歌まで歌っているようだ。うん。相変わらず可愛い。
A「翔平君みて！大葉がとれたよ！！こっちはラディッシュ！ランチに食べようね」
そうやって報告してくるAがホントに可愛い。
俺に食べさせるものは、安心できるものがいいと野菜作りまで始めてしまったのだ。
凝り性のAだから、いつか卵もこだわりたいとニワトリまで飼いたいと言い出さないか心配だ……それはないか(笑)
なんて一人で想像して笑っていると
A「翔平くん、一人でニヤけて変な人だよ(笑)」
「いや、あまりにもAが可愛いなと思って」
A「もう、ばか////ランチ作ってくる」
すぐ照れちゃうところも愛おしく思う。俺……重症だな
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作者名：玲花 | 作成日時：2024年1月12日 11時
