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〜翔平side〜
アメリカに帰ってからは、球団に結婚の報告をしたり
メディア対応したり、引っ越しの準備をしたりなど
忙しくも幸せな日々を送っていた。
どんなに疲れて帰っても、Aを見た瞬間、疲れが消えていく。
いつも笑顔を絶やさないAにつられて、自然と俺も笑顔になる。
この穏やかな日々がいつまでも続くように、色々頑張んないとな。
AはAで、テニス関係の人にあいさつ回りに行ったり
アメリカに住んでいる友人とあったりと、なんだかんだ忙しくしていた。
一平「もう新居は決まったんでしょ?」
翔平「うん。Aが選んでくれた。俺は別に家にこだわりってあんまないし」
一平「ほんとに2人お似合いだよ……それはそうとちゃんと指輪買った?」
翔平「それがまだ……色々みてるんだけどすごい悩む」
一平「早くつけさせないと、ほんとに結婚するのか疑われて、Aちゃん狙われるよ」
翔平「確かにそこはそうだ。無自覚で人を虜にしていくから困ってる」
一平「確かに、美人な上に人当たりもいいし、いつもニコニコしてるし。それに名誉もある」
翔平「気づいちゃいました?そうなんですよ、なんかも完璧な存在なんです。」
一平「なんか翔平達夫婦を目の前にすると、自分が小さく思えるから考えるのやめよ…」
翔平「なんですかそれ(笑)一平さんとえりかさんも素敵なご夫婦じゃないですか。」
一平「それはそう」
翔平「1回くらいはさ、謙遜しようよ(笑)」
一平さんとのこんなやり取りですら幸せに感じてしまう。
Aの事褒められるのは、自分をほめてもらう以上に嬉しい。
俺もAにとって自慢の存在でありたい。
そんなことを思いながら日々トレーニングをこなす。
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作者名:玲花 | 作成日時:2024年1月12日 11時