【続】絶対的なお似合い

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〜Aside〜

勢いで、宣戦布告みたいなことこをしてしまった……
言っちゃったものの……何ができるのか？

やっぱりとりあえずはリハビリだね！

こうして地獄のリハビリの日々をスタートさせた。


リハビリの帰りに翔平くんの家に行き
ご飯を届けたり、一緒にお茶を飲んだり、たまにトレーニングをしたりした。

その度、好きだと伝えるが、返ってくるのは、ありがとうという言葉だけだ。

今はフラットに、二人でいる時間を楽しもう。
ゆっくりでいいんだ。翔平くんが待ってくれたように。


通い続けると少しずつ翔平くんからも、話をしてくれるようになった。

翔平「俺さ、犬を飼いたいと思ってて」

「ワンちゃんいいじゃん！」

翔平「Aも犬好きだもんね！！飼ったら1番に見に来てくれる？」

「もちろんだよ！むしろ1番に見せてくれるの？」

この、恋人では無い友達では無いむず痒いこの距離が
今の私たちの精一杯だった。

別に手を繋がなくても、キスをしなくても、そこに翔平君がいてくれるだけでほんとに幸せな事だと気付かされる

翔平くんもそうだったらいいな……


私の頑張りとは裏腹に、撃たれた傷口が神経まできており
プロテニスプレイヤーとしては復帰は無理だと宣言された。

でも、私にはどうしてもコートに戻る必要があった。


「先生なんとか、1試合だけでもいいんです。」

先生「痛み止めを大量に打って1試合という手もありますが、今無理をすると「今、無理したいんです……今が大事なんです。」

まみぃ「A……」

「ほんと、自分勝手でごめんね？」


チームのサポートのおかげで、引退試合をさせてもらう事になった。相手として大坂なおみさんが快く受け入れてくれた。

着々準備を進めながら、翔平くんとの時間も大切にした。

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