絶対的お似合い

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〜翔平side〜


その後も順調にお互いシーズンをすごしており

Aは全仏オープンも優勝を果たした。



中々会えない日々を過ごしていた。

俺も俺でシーズンを謳歌していた。



山本「翔平っ！次の試合のデータだよ」

「ありがとうございます。」

山本「ここのね〜・・・・・・」

なんか最近山本さんがすごく距離を詰めてきてくる

彼女もそこそこの美人なので、チームメイトには浮気かとからかわれるが

俺にそんな気はさらさらない。Aを傷つけることなんて絶対したくないし

第一、 山本さんはチームの一員という感情以外他にない

これ以上近づいてこないように気を付けとかないとな



あーあ、ここにいるのがAだったらこの距離も深いじゃなくもっと抱き寄せるのに

山本「ちょっと、翔平！聞いてるの？」

この不用意なボディータッチも正直に苦手だ。

山本「あー！まさかAちゃんと上手くいってなとか？」

翔平「そんなことはないので、大丈夫です」

山本「野球以外でも、このキララお姉さんが相談に乗ってあげるからなんでも話しなさい」

キララって名前だったんだ。初めて知った。

翔平「ほんとにそこは順調なので問題ないです」

山本「翔平ったら可愛くないんだ〜！でもAちゃんの方はなんか悩みあるかもよ？今度紹介してよ」

翔平「そうですね、機会があれば。なんせ彼女多忙なんでね」

山本「そうだよね、すごいよねAちゃん。なんか翔平可哀想に。。ずっとほっとかれてるんじゃない？」

翔平「あの、もういいですか？試合に集中したいんで」

山本「あ、ごめんごめん！じゃあ今日も応援してるから頑張って！」

山本さんに軽々しくAのことを言われたくない。俺の直感がこの人をAに会わせちゃいけないって言ってる。

決して悪い人ではないんだけど、Aとは正反対の空気感をまとっている



一平「。。。なんか最近山本さん、翔平にべったりだね」

翔平「傍から見ててもそう見える？波風立てたくないから黙ってたけど」

一平「ちょっと距離感気を付けといたほうがいいかもね」

翔平「言われなくてもそのつもり！」

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