2話 ページ2
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それから私は暗い箱に入れられて、そのまま広い場所に来た。
何処かなんて分かる、火葬場だ。
私の体が燃やされ、骨だけになる。
熱くもない、痛くもない、辛くもない。
嗚呼、私が死んでるからか。
私はきっと精神だけ生きてる、のような感じだろうか。
周りを見回すと、高専の皆が涙を流していた。
あーもう、私ってみんなを泣かせてばっかりだな。
ごめんね、先に死んじゃった。
棘君も泣いてる。
ごめんね、棘君、ごめん。
最後に会って話したかった、私の想いを伝えたかった。
『バイバイ、棘君』
この言葉はきっと棘君には届かない。
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ふぅふぅ(プロフ) - 初めから泣いて最後まで泣かせるってどうゆうことですか!? 泣ける作品作れる、って凄いことですよね… 尊敬します!! (2021年7月15日 10時) (レス) id: 09a98a633b (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花(プロフ) - やまさん» あわわわわ、過呼吸……!!大丈夫ですか??スーハーして深呼吸……!!でもそれほど泣いてくださったなら喜びもあります(*´v`) (2021年3月7日 19時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花(プロフ) - イロナツさん» そういう設定の方が泣ける話になるかなと。でも棘君は心のどこかで夢主を探してた、という設定にしてるけど、伝わったかな……? (2021年3月7日 19時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
やま - 泣き過ぎて過呼吸になりかけた。最高です。 (2021年3月7日 19時) (レス) id: 939a57f7a3 (このIDを非表示/違反報告)
イロナツ - 「呪霊」は見えるが、「霊」は見えない。か.....酷だな (2021年3月7日 13時) (レス) id: 7e1b00660a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椎茸の花 | 作成日時:2021年2月24日 19時