▼6話 ページ7
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『はぁ?何言ってんの!?お前が無一郎を傷付けてんだよ!』
奏「その言葉お前にそっくり返す。」
奏の声はいつもの気持ち悪い声じゃなく、とても低い声だった。
思わず鳥肌が立つ。
奏「いっけなぁい!わたしぃ、取り乱しちゃったぁ!」
奏はいつもの声に戻って言った。
奏「けど、無一郎君は私のものになるからね?」
その言葉を残して奏の姿は目の前から消えた。
『なんなんだよ…。』
取り敢えず屋敷に入る。
特に荒らされてはいないようで安心する。
けど…。
奏は離れない限り送り続けると言った。
それを裏返すと…
私が離れれば送って来ないという意味になる。
無一郎が安全に…
鬼殺隊だから安全は無理か。
無一郎が安心して、業務をこなすために。
私は消えなければならないのか。
私が離れれば無一郎にはメリットしかない。
勿論、手紙は届かなくなるし、
もしかしたら、柱の人達とまた仲良くなるかもしれない。
私の世話なんて焼かなくたっていい。
…私が傷つけなくても済む。
無一郎ならば、
私が離れても、消えても、きっと、
無一郎なら上手くやれる。
そんなことを考えながら1人、静かに泣いた。
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椎茸の花(プロフ) - 颯良(≧w≦)さん» 元気ッスよ!!! (2021年2月2日 21時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
颯良(≧w≦) - 椎茸の花さん» 飴さん…元気っすか? (2021年2月2日 20時) (レス) id: 9850d3665a (このIDを非表示/違反報告)
颯良(≧w≦) - 椎茸の花さん» ほかから聞いてたから知ってるよ!飴さん! (2021年1月18日 19時) (レス) id: 375a94cffd (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花(プロフ) - 颯良(≧w≦)さん» それはそれはありがとう(*^▽^*)因みに私、ゆうはだよ。飴でもあるなぁ (2021年1月17日 19時) (レス) id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
ほかさん(プロフ) - 颯良(≧w≦)さん» コメントありがとうね!好き…ならよかった。 (2021年1月17日 18時) (レス) id: 0bf3024dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椎茸の花 x他1人 | 作成日時:2021年1月17日 7時