愛とアイ、どっちが欲しい？【 狗巻棘 】《完結》

２９話 ページ30

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『棘〜、見てみて、これ懐かしい！』



「…？ふふ、しゃけ、」




私の手には昔のアルバム。









『五条さん達も、こう見るとあんまり変わってないな』


「おかか」






『そお？変わってるかなぁ、』


「しゃけしゃけ、高菜、」






『あー、確かに体格とか身長とかもう変わったね』



「しゃけ！」







『棘も変わってるね、』



「…？しゃけ？いくら〜、」





『うん、私も変わったね、
やっぱり一番変わってるのはこれかな？』







と、あるものを指す。







「しゃけ！」




『苗字、これが一番変わったね、』









「しゃけぇ、」




私たちが微笑み合っていると、
隣の部屋から産声が聞こえた。









「おっ、おぎゃぁぁぁぁぁぁ、」




『あちゃー、起きちゃった』







「ツナ、」




『え、ありがと、』








棘が隣の部屋に歩いて行き、

もう一度寝かせたよう。






ホント、頼りになる。






『棘、ありがと、』



「おかか〜、」







当然のことじゃないよ、


棘は本当に優し過ぎ、天使。








『棘、明日だね』


「しゃけ、」









『……私が狗巻になった日』




「…しゃけ、」









狗巻A

それが今の私の名前。




無事(？)棘と結婚しました。









『結婚して３年かぁ、早いね』



「しゃけ！」






私と棘の子供は１人。

元気に育ちますように。





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