愛とアイ、どっちが欲しい？【 狗巻棘 】《完結》

１５話 ページ16

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『……、だぁぁぁぁぁ、』





「何よ、急に怖いじゃない」







私一応先輩なんだけどな。

野薔薇に最近、舐められてます((





まぁ、それも全部私のせいでこうなってるんだけど。






多分私がずっと惚気けてるから。

惚気話ばかり言ってたらタメ口＆舐められました☆






『最近さ、棘を避けてるの』




「はぁ？何でよ」






これ、言ってもいのかな……。









『……キス、されちゃって、』




「ああ、やっとしたのね狗巻先輩」






『(ﾟA゜)』



「いつしたのよ」






『え、一昨日だけど……、』


「ああ、話した日にしたのね、やるわね狗巻先輩」







『( ˙ㅿ˙ )』




「何、まさか知らなかったの？」







知ってるって、いや何が！？









『何、野薔薇、棘に何話したの！？』



「別に、A先輩はファーストキスまだだから、早めにキスしないと奪われちゃいますよ、って言っただけよ、あ、ごめん、ちょっと違うかも」





だからファーストキスまだかどうか聞いてきたのね、そういう事ね！！！





んなわけねぇだろ！！！









『何言ってるんだよぉぉ、……』




「嫌だったの？」







『別に嫌じゃないけど、え、まさか野薔薇そういうの好きなの……、？』



「勝手に勘違いしないで頂戴

手伝ってあげたんだから感謝しなさいよ」






いや、私キスしたいとか言ったっけ？

というかなんの手伝いになるんだよ……。





そういうところも可愛くて好きだけど((








「どんなキスされたのよ」




『なんか、こう、舌？が入ってきたやつ』







「……エイプリールフールは過ぎたわよ？」



『いや、嘘じゃないから！』








確かにエイプリールフールは過ぎたけども。

酷くない？私嘘つく女だって思われてんの？？





……確かにそう思われそうだな((解決








「へぇ、狗巻先輩ディープ知ってるのね」



『でぃ、ディープ……、？』







「聞いたことないの？ディープキスよ、」



『うわ、野薔薇大人……、』







「アンタの方が１歳老けてるわよ」



『そうだけどその言い方は悲しい！！』









「先輩、やるわね」



『え、それって凄いの？』







「知らないわよ、でもそれくらいA先輩をどうにかしたい、って思ってるんじゃないの？」




『あのさ、今更なんだけど何でタメ口なのに先輩付けるの？』









「惚気大好き野郎って言ってあげてもいいわよ」




『ごめんなさい、そのままでいいです』




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