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そんな普通に走ってもヤバそうなやつが、さっさと家に帰るため、全力疾走をしている。
どれだけのスピードが出るか分かるだろう。
しかも、ほぼ毎日トレーニングを欠かさない青春真っ盛りの男子高校生である。
同級生でも坂田に追いつくことが出来る人は少ないというのに、ほぼ図書館にこもりっぱなしのインドア派の文豪達が追いつけるわけが無いのだ。
まあ、ここまで色々話した訳だが、もちろん二人に坂田の思惑など伝わっているわけが無い。
なので、今まで残ってくれていた坂田が、急に帰ると言い出したことに未だ困惑していた。
息切れが治まってきた頃には檀への説明も終わっていたが、檀は自分が席を外していた数秒の間に起こった出来事に対して顔をしかめることしか出来なかった。
ただ、少し共に時間を過ごしたことにより、表向きの性格やなんやらは何となく掴めていた檀は、さっきまでの坂田を思い出し、突拍子もなく行動する子なんだなあ、と勝手に納得していた部分もある。
とりあえず檀はスマホを片手に、混乱している司書に状況説明をする。
『……うん、うん……？………はあ……凄いですな』
何があったんですか！？と叫び散らかしていた司書も、とりあえずは檀の話を飲み込んだ。
坂田の行動についてもちろん困惑はしていたが、成人男性二人(インドア派だが)を振り切った坂田に対して一周まわって感心したようで、思わず口から変な声が漏れていた。
だが、やはり問題は問題。司書は今の状態について悩む。
そもそも坂田に今回の件について直接話を聞くことが出来なかったし、謝罪もすることも叶わなかった。
さらに、怪我のことについてだ。
坂田は所々記憶が抜けているようで、詳しい経緯ははっきりとはしていないが、どちらにせよ太宰を助けたのは事実。
そんな人に怪我を負わせたまま帰らせる訳には行かないし、そもそもこちら側に責任があるのだ。
長い時間連れ回すことは申し訳ないけれども、やはり病院に連れていく方が絶対に良い。
しかし、肝心の坂田はもう帰ってしまったと……
司書はうんうん唸りながら、これからどうするかを考えた。
『……後はこちらで何とかします！とりあえず先生方、もうすぐ…と言うか、もう暗くなってしまっているので、帝国図書館に帰ってきてください。今は太宰先生が無事で何よりです』
結局、今日中にはどうにもならないと考えついた司書は、文豪達に帰ってこいと、指示を出すのであった。
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筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 柑橘みかん@crewさん» こちらこそすみませんでした…素敵なお誘いありがとうございました！ (2020年11月9日 23時) (
レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘みかん@crew(プロフ) - 筆ペン屋さん 極細さん» いえいえ！！こちらこそ、無理なお誘いしてすみません(汗) 本当、定期的にコメントしにきます((((( (2020年11月9日 23時) (レス) id: 0a393c33d8 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 柑橘みかん@crewさん» ごめんなさい！本当に申し訳ないんですけど、私、占ツクで作品を見たり、書いたりすることしかやってないので、出来ないです……誘ってくださったのにすみません… (2020年11月9日 23時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘みかん@crew(プロフ) - 筆ペン屋さん 極細さん» あの！よろしければ…ボードとかでお話しできないですかね(((((こrrrr (2020年11月9日 23時) (レス) id: 0a393c33d8 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 柑橘みかん@crewさん» 私も嬉しいです！ダメです逝かないでください((( (2020年11月9日 23時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：筆ペン屋さん 極細 | 作成日時：2020年7月27日 0時
