第205話 ページ31
レオナ《ほんの数年遅れて生まれたというだけで 何故こんな想いをしなくちゃならない？》
レオナ《どれだけ勉強しようが どれだけ魔法を使えるようになろうが⋯⋯》
レオナ《生まれてから死ぬまで兄より優秀だと 認められることはなく 王にもなれない》
レオナ《何故、俺は第二王子に生まれた？
何故、俺は永遠に一番になれない？》
レオナ《何故だ。何故だ。何故だ。
─────────人生は、不公平だ。》
・
・
パシャン⋯⋯⋯
『見つけましたよ、レオナ先輩』
レオナ｢⋯⋯⋯⋯何しに来た｣
『何しにって⋯⋯レオナ先輩と一緒に帰るために？』
レオナ｢俺はもうそっちには帰れねぇお前だけで行け｣
『嫌です』
レオナ｢あぁ？｣
『え、やだ怖い。やめてくださいよ急にキレるの〜⋯⋯』
レオナ｢⋯⋯⋯｣
『⋯⋯⋯』
『よくないですか？王様になれなくても』
レオナ｢は？｣
『だって、寮ではレオナ先輩が王様じゃないですか？寮生達からもすごく慕われてますし⋯⋯』
レオナ｢アイツらは⋯⋯勝手にやってるだけだ。俺は知らん｣
『んも〜⋯⋯。⋯⋯⋯⋯レオナ先輩はレオナ先輩のままでいいんです。周りから恐ろしい魔法だって恐れられても、お兄さんと比べられても。』
『レオナ先輩はレオナ先輩なんだから、ね？』ﾆｺｯ
レオナ｢⋯⋯⋯｣
『それに〜、サバナ寮生達やラギー先輩、ジャックだってわかっててそばに居てくれるんじゃないんですか？』
『国民だのどうのこうの〜っていう硬っ苦しいのよりも学園生活で一番身近にいる人達を大事にしないと』
レオナ｢⋯⋯そうかもな｣
『あっ、わかってくれました？！さっすがアオイちゃん！てんさ〜い！！』←
レオナ｢ふっ⋯⋯自画自賛か？｣
『なんですー？自己肯定感高いの良くないですか？』
レオナ｢⋯⋯お前は、そこまでして俺を帰したいのか｣
『え、当たり前じゃないですか』
レオナ｢変な奴だな｣
『酷⋯⋯⋯あ、そうだ。王様みたいな一番よりも⋯⋯私の一番になってくれてもいいんですよ？』ﾆﾖﾆﾖ
レオナ｢はっ、お前の一番だ？誰がなるか。俺はそこまで物好きじゃないんでね｣
『あーあー！せっかくのいい女の子見捨てちゃったー！
⋯⋯ふふっ、って言っても冗談ですけどね』ﾆｺｯ
レオナ｢⋯⋯そうかよ｣
『さ！帰りましょ！きっとみんな心配してますよ〜』
レオナ｢いつかお前の一番とやらになってやるよ｣ﾎﾞｿｯ
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ひよこまめ。(プロフ) - ユノンさん» 本当にすみません💦イベントの方、終わりが見えなくて⋯⋯待っていただいているのに申し訳ないです⋯⋯(´｀;) (12月12日 23時) (
レス) id: d1fcb1a8f5 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ。 (12月12日 23時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ。(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！w (9月23日 21時) (レス) id: d1fcb1a8f5 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 分かりました、更新はゆっくりでいいですよ (9月23日 21時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ。(プロフ) - ユノンさん» 落ちは特に決めていません💦後々、変わると思います💦 (9月23日 21時) (レス) id: d1fcb1a8f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこまめ。 | 作成日時：2023年9月16日 3時
