第204話 ページ30
『う"ぅっ、頭が⋯⋯っここは⋯⋯』
パシャ⋯⋯
黒い水⋯⋯と周りが全部灰色の空間⋯⋯
なにかに包まれてるようなこの感じは⋯⋯
『リドル先輩がオーバーブロットした後に来た場所と同じ⋯⋯』
レオナ《生まれた時からずっと 俺の頭の上には どけられない岩が置かれていた。》
レオナ先輩の声⋯⋯頭に直接流れ込んでくるこの感じ⋯⋯間違いない。
ここはレオナ先輩の心の中⋯⋯
レオナ先輩自身がいるはずだよね。
探しながら聞いてみよう⋯⋯⋯
パチャ⋯⋯パチャ⋯⋯
召使いA【はぁ⋯⋯⋯第一王子のファレナ様はあんなに朗らかでいらっしゃるのに⋯⋯】
召使いA【何故弟であるレオナ様はあんなに気難しくていらっしゃるのか⋯⋯】
召使いB【しかも全てを砂に変える魔法を使うなんて。なんて恐ろしい⋯⋯】
召使いC【2人共やめないか！誰かに聞かれたらどうする】
はあ？！なんつった今！
恐ろしいだって⋯⋯？！
レオナ先輩の気持ちを理解してあげないほうがよっぽど恐ろしいね！ふん！！←
レオナ《もし、俺が 第一王子だったら きっとこう言われただろう。》
レオナ《｢第一王子のレオナ様は思慮深く 強力な魔法を使いこなす魔法士だ。 脳天気な弟とは大違い｣と。》
レオナ《それが第二王子になっただけでコレだ。 第二王子はやることなすことケチをつけられ 第一王子を称えるだけのダシにされる》
レオナ《どうやったって、一番にはなれない。》
レオナ先輩⋯⋯⋯
そんな小さい時からよく我慢してきたんだな⋯⋯
ファレナ【レオナ！何故今日の式典に来なかった？】
レオナ【式典？あァ、兄貴の息子を国民に見せびらかす親馬鹿パーティーのことか？それは失礼を。つい二度寝しちまった】
ファレナ【国民に未来の王の顔見せをする大切な日だぞ】
レオナ【確かにめでたい日だな。嫌われ者の第二王子の王位継承権が永遠に消えた記念日だ】
ファレナ【そんな言い方はよせ！】
レオナ【生まれた順番が早い奴は得だよなァ。毎日歌を歌いながらゴロゴロ昼寝してたって王になれる】
ファレナ【レオナ⋯⋯たとえ王になれなくとも、お前は賢い。この国のために出来ることがたくさんあるはずだ】
レオナ【この国が頭の出来で王を決めるしきたりならやる気も出したんだがな】
ファレナ【なっ⋯⋯！レオナ。待つんだ、レオナ！】
『⋯⋯⋯⋯っ』
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ひよこまめ。(プロフ) - ユノンさん» 本当にすみません💦イベントの方、終わりが見えなくて⋯⋯待っていただいているのに申し訳ないです⋯⋯(´｀;) (12月12日 23時) (
レス) id: d1fcb1a8f5 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ。 (12月12日 23時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ。(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！w (9月23日 21時) (レス) id: d1fcb1a8f5 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 分かりました、更新はゆっくりでいいですよ (9月23日 21時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ。(プロフ) - ユノンさん» 落ちは特に決めていません💦後々、変わると思います💦 (9月23日 21時) (レス) id: d1fcb1a8f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこまめ。 | 作成日時：2023年9月16日 3時
