ここの生徒はどうかしてる。6【ツイステ】 (ページ47)

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第267話ページ47

〜サバナクロー寮〜レオナの部屋〜

ラギー｢今日は君達にレオナさんの部屋を掃除してもらうッスよ｣

レオナ｢宿代分、きっちり働けよ草食動物共｣

『は〜い』

ユウ｢わかりました〜｣

グリム｢アズールにもこき使われ、レオナにもこき使われ⋯⋯⋯オレ様、もうボロボロなんだゾ。トホホ｣

ラギー｢まず脱ぎっぱなしの服を適当に洗濯カゴに入れて机の上を片付けるところからッス｣

ラギー｢アクセサリーはこっちの引き出し、本はあっちの棚。あらかた片付いたら、雑巾で拭いて｣

『ぅわ〜⋯⋯やることいっぱい⋯⋯ちゃっちゃと終わらせよ⋯⋯私考えたいことあるんですよ』

グリム｢子供じゃねぇんだから、掃除くらい自分でやれってんだ｣ﾎﾟｿｯ

レオナ｢あ？なんか言ったか？｣

グリム｢ヒンッ⋯⋯なんでもないれす⋯⋯｣

ユウ｢全く⋯⋯オンボロ寮ではグリムが一番片付けないくせにさ⋯⋯｣

グリム｢今はそれ関係ねぇんだゾ！⋯⋯とにかく、このとっ散らかった机の上から⋯⋯うおっ！｣

ユウ｢どした？｣

グリム｢高そうなアクセサリーが無造作に。コッチには財布まで！｣

ユウ｢わ〜⋯⋯なくしたら大変そう⋯⋯｣

グリム｢こ、こんだけあれば、1つくらい貰っちまってもわかんねーよな？無防備すぎるのが悪いんだゾ。グヒヒ⋯⋯⋯｣

ポカンッ

ラギー｢こーら、ダメ。それはオレが狙って⋯⋯じゃなかった。無くなったらすぐバレるんスからね｣

ユウ｢ほら言われたw｣

『グリムは相変わらず⋯⋯はぁ⋯⋯』

ラギー｢レオナさんも、貴重品を出しっ放しにするのやめろっていつも言ってんのに。盗られてからじゃ遅いんスよ！｣

レオナ｢るっせぇな。俺のおふくろか、テメェは。別に盗まれたって大したもんじゃねぇし。どうだっていいだろ。俺から盗む度胸があるヤツは、盗めばいい｣

ラギー｢大したもんだから言ってんスよ！1マドルを粗末にするヤツは、1マドルに泣くんスからね。ったく。これだからお坊ちゃん育ちはよ⋯⋯｣

あれ⋯⋯？待てよ⋯⋯⋯⋯それって⋯⋯

『あぁーーーーーーーっ！！！！！』

ユウ｢うわぁ？！｣

グリム｢ウワッ！！！！どうしたんだゾ、アオイ？｣

レオナ｢急にデケェ声出すんじゃねぇよ｣

『それはごめんなさいですけど！モヤモヤしてたのが今やーっとわかりました！！契約書！盗まれたら困るんですよ！無敵じゃないから！！』