ここの生徒はどうかしてる。6【ツイステ】 (ページ37)

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第257話ページ37

〜鏡の間〜

デュース｢はぁ、はぁ⋯⋯お、お前ら無事か？｣

エース｢何とかね⋯⋯｣

ユウ｢つ、疲れたぁ〜⋯⋯⋯｣

ジャック｢まさかアイツらが人魚だったなんて⋯⋯｣

グリム｢まるでサメに追いかけられてるみてーだったんだゾ！あんなに泳ぐの早いなんて卑怯なんだゾ〜！｣

エース｢人魚に水の中で勝てるわけねぇじゃん。アオイならワンチャンあるかもしれねぇけどさ〜⋯⋯｣

『いや、私も無理無理。あんな早いんだなぁ〜⋯⋯って思ったもん！普通に負けるから』

グリム｢でも、早く写真を取ってこないと、オンボロ寮まで取り上げられちまう⋯⋯｣

『さすがにお家無いと嫌〜⋯⋯ホームシックになりそう⋯⋯』←

ユウ｢わかる｣←

デュース｢とにかく、作戦の練り直しだな｣

エース｢そーね。自称情報通のケイト先輩とかにも話聞いてみよーぜ｣

ジャック｢俺達もサバナクロー寮に戻ってラギー先輩達に相談してみるか｣

ユウ｢そーしよ⋯⋯僕、もう無理⋯⋯｣

『絶対最初っから頭使った方が良かったんだって〜⋯⋯』

・

・

その日の夜─────

〜サバナクロー寮〜談話室〜

ラギー｢え？君らマジで珊瑚の海に行ったんスか？｣

レオナ｢は、バカすぎんだろ｣

グリム｢ふな"っ？！オメーがさっさと行動起こせっつったんだゾ！｣

レオナ｢フン。誰も馬鹿正直に海に行け、なんて言ってねぇよ。事件は有限。頭を使って価値のある使い方をしろって言ってやったんだ｣

『ほら〜⋯⋯だから言ったじゃん⋯⋯』

ユウ｢うぅ⋯⋯｣

レオナ｢そもそも。水中で人魚と真っ向勝負するなんざ、どう足掻いても勝ち目がねぇ。わざわざ食われにいくようなもんだ｣

ジャック｢⋯⋯あの、もしかしてレオナ先輩達はあの双子が人魚だったって知ってたんスか？｣

レオナ｢まぁな｣

ラギー｢オレは去年の夏、水泳の合同授業でフロイドくんが元の姿になってるところ見たことがあるけど⋯⋯あれに水中で追いかけられたら一巻の終わり感あるッスね｣

『あー⋯⋯確かに⋯⋯綺麗だけど普通に怖かったです⋯⋯』

ジャック｢だったら先に教えておいてくださいよ！｣

レオナ｢事前の情報収集なしに勝手に飛び込んでいったのはお前らだろ？聞かれりゃ、懇切丁寧(こんせつていねい)に教えてやったさ｣

『私わかってたし⋯⋯』ﾑｽｯ

レオナ｢お前がわかっててもこいつらのことを止められてねぇじゃねぇか｣

『う"っ⋯⋯』←図星