ここの生徒はどうかしてる。6【ツイステ】 (ページ18)

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第238話ページ18

〜モストロ・ラウンジ〜VIPルーム〜

ジャック｢なんだここ⋯⋯本当に学校内か？｣

『ふぁ〜⋯⋯本がいっぱい⋯⋯てか綺麗⋯⋯』

ジャック｢でかい金庫があって⋯⋯銀行みてぇだ｣

ユウ｢すご〜⋯⋯｣

アズール｢さあ、突っ立って入口を塞いでいないで。奥へどうぞ。⋯⋯⋯それで？僕に相談というのは？｣

『えっとですね。みんなからイソギンチャクを外して欲しいんです』

アズール｢はっはっは、これはまた⋯⋯突然横暴なことを仰いますね｣

ユウ｢重々承知の上ですよ⋯⋯そんなの⋯⋯｣

アズール｢僕と契約した生徒、225人の解放ですって？｣

ジャック｢225人？！｣

『ひゃわ〜⋯⋯思ってたよりもものすごい数だぁ⋯⋯』

ユウ｢気が遠くなる⋯⋯｣

アズール｢今年はジェイドとフロイドが精力的に営業活動をしてくれましてねぇ⋯⋯お陰様で、たくさんのお客様と取引させていただきました｣

アズール｢さて、アオイさん、ユウさん。貴方達は生徒達を自由にしてほしいと言いますが｣

アズール｢僕は彼らに不当な労働をさせているわけではありません。彼らは契約書の内容に合意し僕と『取引』を交わした｣

アズール｢『契約』は"可哀想"だとか、そんな感情的な理由で他人が口を挟めるものじゃあないんですよ。つまり、一昨日お越しください。⋯⋯⋯ということです｣

はー！そんなことだろうと思ってましたよ〜⋯⋯
上手くいかないことくらい⋯⋯

ユウ｢それじゃあ⋯⋯自分達も取引します｣

『はい！します！』

ジャック｢！？おい、お前ら何考えてんだ？！｣

アズール｢ほう、僕と取引したいと？面白いことを仰る｣

フロイド｢あはっ。ペンギンちゃん達度胸あるじゃん｣

アズール｢⋯⋯ふぅむ。貴方達が僕と取引したいのはわかりましたが⋯⋯アオイさんはともかく。確かユウさんは魔法の力をお持ちでないはず｣

アズール｢美しい声もなく、一国の跡継ぎという訳でもない。本当にごく普通の人間だ｣

ユウ｢はい(それは一番僕がわかってるよ⋯⋯ッッ！！(泣))｣←

アズール｢それだけ大きなものを望むのでしたら相応の担保が必要です｣

ジャック｢担保、だと？｣

アズール｢例えば⋯⋯

アオイさん達が管理しているオンボロ寮の使用権、とか｣