第235話 ページ15
〜モストロ・ラウンジ〜
『わっ、いっぱい人がいる⋯⋯』
ユウ｢かなり賑わってるね｣
ジャック｢こっからはマジで敵の縄張りだ。気を抜くんじゃねぇぞ｣
『おけおけ〜』
ユウ｢軽いなぁ⋯⋯w｣
フロイド｢あー、ペンギンちゃ〜ん。それに小エビちゃんとウニちゃんも来たんだ｣
ジャック｢だからウニじゃねぇっつってんだろ！｣
『まあまあ⋯⋯』
ジェイド｢おや⋯⋯これはこれは、早速のご来店ありがとうございます。ようこそ『モストロ・ラウンジ』へ｣
ジェイド｢当店のご利用は初めてでいらっしゃいますね？｣
ジャック｢昼から思ってたが⋯⋯あんた、わかってて質問するのが趣味なのか？｣
ジェイド｢ふふ、念の為ですよ｣
私はお客さんとして入店するのは初めてかな⋯⋯？
あの時は違ったと思うし⋯⋯
ジェイド｢では、
ジェイド｢『モストロ・ラウンジ』は紳士の社交場。他寮との揉め事は御法度です。ここでは、どの寮の生徒もオクタヴィネルのルールに従っていただきます｣
ジェイド｢ルールを守って楽しくラウンジをご利用くださいね。さて⋯⋯お客様、本日のご用件は？｣
『支配人とお話がしたいです！』
ジェイド｢ふふふ⋯⋯かしこまりました。今、支配人は別のお客様のご相談を受けておりまして。しばらく店内でお待ちいただけますか？｣
ジェイド｢ああ、そうそう。当店はワンドリンク制です。必ずなにか1杯ご注文くださいね。イソギンチャクさん。こちらオーダーお願いします｣
デュース｢悪いが、ドリンクを運ぶのが先だ｣
エース｢混んでるんだし、注文くらいアンタが取れっての！なんでもかんでもオレらにやらせてのんびりしやがって｣
ジェイド｢イソギンチャクの分際で、口答えとは良い度胸ですね｣
ギュインギュイン⋯⋯
エース｢いでででで！｣
デュース｢イソギンチャクを引っ張るのはやめろ！｣
ジェイド｢僕はアズールに新人指導を言いつけられていますから。口答えする生意気な新人には躾をしなくては｣
ギュインギュイン⋯⋯
デュース｢あだだだだだっ！わかった、わかったから！｣
ユウ｢ちょ、ちょっと待ってください！｣
『ジェイド先輩⋯⋯！』
ジェイド｢おや⋯⋯困りますねぇ。お客様。先程も申し上げた通り、ラウンジでは僕達のルールに従って頂きませんと｣ﾆｺｯ
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作者名：ひよこまめ。 | 作成日時：2024年3月24日 0時
