雪の降る病院31

18 ページ18

阿部side




でも、処置を受けてもらわない事には、




お腹の状態は変わらないから、




阿「分かった。一応おむつにして、

うんちしたくなったら、トイレ行こ？」




本人のプライドと、

浣腸後のお腹の状態と、

妥協案はこれしかない。




トイレでは一度も成功したことないし、



そこそこギャンブルだけど、



もうこうなったらしょうがない。




最初の方が漏れちゃっても、


途中から座らせてあげられれば納得してくれるだろうから。




佐「、、、ん、、」




阿「、、、よし、じゃあごろんしよ、」




浣腸は初めてじゃない。



治療の副作用で腸が動きにくくなった時に何回かしてるから。




阿「、、僕押さえてるんで、お願いします。」




看「、、ちょっとお尻やな感じするよ〜、、」




処置を受ける本人もここまできたら暴れて困らせるようなことはなく、



ちょっともぞもぞっと動くだけ。




注入してる時間は１０秒程。



注射とかに比べたら大きな痛みとかはない処置だから、




阿「、、はい、おしまい、、、ちょっと我慢しようね、」




大人しく受けてくれて、



オムツも履かせることが出来た。




とりあえず５分と行きたいところだけど、




佐「、、、むりぃ、でるぅ、、、」




１分でこれ。




いつもだったらここでしても良いよって言ってるとこだけど、



さっきの約束もあるから。




阿「僕、もう連れてきますね。」




２分経ったらとりあえずトイレで待機してもらうことに。




トイレに入って鍵を閉めたら、




佐「、、、でるぅ、、、」




限界を見計らって、





阿「座ってみよっか。」



抱き上げて便座に座らせる。




オムツを下ろすと、




ちょっとだけ液とカスがもれちゃったのか、




茶色の部分はあるけど、




お腹の残りの分はぽちょぽちょ、、っと




便座に座って出してくれた。





しばらく出させたら疲れたみたいで




ぐっと寄りかかってきたから、



この辺で便座からは下ろして、




泣き腫らしたさっくんをお部屋に連れていく。





阿「よいしょ、、すっきりした？

、、頑張ったね。」



佐「、、ん、、」




下ろして、ベットに座らせる。




阿「うんちおトイレでできたね、偉かったよ。」




初の成功が浣腸ってのもアレだけど、



頑張ったし、




阿「、、イェイっ、、」




ハイタッチで良いよね。笑

worry so→←17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す