雪の降る病院26

inside head ページ11

向井side




康「めめぇ？めめぇ？起きれる？」




目「、、、ん、、」





最近風邪気味で、




こほこほ言ってためめ。





最初のほうはほんのちょっとお熱と咳があるだけやってんけど、





治らへんなって言ってる間に、




ちょっとづつ上がってきて、




昨日あたりからグンっと上がった。





で、そのまま夜お薬落としてたってさっき申し送りもらったばっかやねんけど、、





今寝てる顔は赤いし、




絶対悪化してるやん。






でも確認したいこともあるし、




一旦起きてほしいな。





康「めめ？しんどい？」




目「、、、ん、、」





ウルウルした目でこっちを見てくるめめ。





康「しんどいかもわからんけどさ、一旦お熱も確認したいから起きれる？」





目「、、んうう、、」





やっぱしんどいんか身体を起こそうとしてくれへんめめ。






康「起きれへん？」




目「、、、ん〜、、」





康「じゃあ、康二お手伝いしよか。」





そう言って背中に手を回して起き上がらそうとしてんけど、





目「、、んん！！、、」





手を回して力を加えた瞬間、




ぎゅっと顔を歪めて、




唸っためめ。





康「どうした？」




目「、、んっ、、」





明らかに苦痛の表情を浮かべとるからすぐに手を離して、





康「どうした？どっか痛い？」





目「、、、ったい、、」






康「どこ？背中？」





目「、、ったい、、」






とにかく痛いと、





、、もしかして、、





康「ちょっと触るな、、」




頭を支えて首元をくッと力を入れると、、





目「、、ったい、、」





、、、項部硬直や。






康「ああ、ごめんな、もうやらへんで。

めめ？頭痛いなとか、げえしたいなとかない？」





目「、、、ぁる。」





もう泣きそうな表情で、




あ〜あ、しんどかったんな？、、





康「先生にお話ししてみるからな、

一番痛くない姿勢で待っといてな？」





目「、、、、ん、」

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