雪の降る病院26

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阿部side




それから再び心臓を止めてしまうことはなくて、




ほんの少しずつ熱が下がってきた。





阿「佐久間〜？」




佐「、あ、、先生。」





まだちょっと熱はあるんだけどね、




まあ、ほとんど微熱ってところ。





元気そうにゲームしてるし。





でももう一個やる事残ってるよ。





、、、なんで出てったの？ってこと。笑





まあ、ろくな返事がかえって来るとは思えないけど、




こうなった以上そのまま放置ってわけにはいかないからさ。





阿「熱は？」




佐「だいじょーぶ。」





阿「じゃあ、先生お話ししていい？」





佐「、、、」





阿「なんであんなところにいたの？」





佐「、、、ちょっと、コンビニ行きたくて、」





決まり悪そうな顔でそう言った佐久間。







阿「なんで？コンビニなら院内にあるでしょ？」




佐「いや、院内のだとダメなんだよね。

コラボのコンビニじゃなかったから、、」







はぁ、、そんな事だろうと思った。








阿「あのさ、先生良いよって言ってないよね？」




佐「はい、、ごめんなさい。」






自然と背筋を正して、



謝罪体勢は完璧。






阿「まあいいや。もう行っちゃだめだからね。


あと、無断じゃなくても外出るときは、日焼け止め絶対。


飲み物も忘れないの。分かった？」





佐「はい。」





しっかり反省してるみたいだし、



今回はこの辺にしといてあげようかな。

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