雪の降る病院20

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向井side




今日は夜勤。



こっから八時半まで、



何も起こりませんようにと病棟の神様にお祈りしておく。




まあ、したときとせえへんかった時そんなに変わらへんのやけど笑






今日はみんなめっちゃ素直に寝てくれるし、



就寝直前の抜針とかおもらしとかもないし、





今日神様優しいやんって思った、、




、、、んはつかの間、、







ナースコールがステーション内に鳴り響く。




ふっかさん、や。




康「はい？どうした？なんかあった？」




応答すると、





ー深「、、、ﾊｧ、、、っこ、じ、、、ったい、、いたぃ、、、」




電話の向こうからふっかさんが痛みに悶絶しとる音。





康「すぐ行くな。

ゆっくり息しといて待っといて。」





あわてて受話器を下ろしふっかさんとこに向かった。






康「ふっかさん？どこが痛い？、、痛いんはお腹？」




ぎゅっとエビみたいに丸まって痛みに耐えとるふっかさん。





深「、、、ったい、、、、」




康「うん。痛いんは分かっとるよ。

どこが痛いか説明できるかな？」




深「、、、みぎ、、うえ、、、」




絞り出すような声でそう呟いたふっかさんの手はおそらく右肺の上。





康「そっか、ここで合ってる？」




深「、、ん、、」





ぎゅっと顔を歪めて必死な形相で息をするふっかさん。




ただ事ではないと踏んで先生に連絡する。





今日忙しそうやったけど、




先生でてくれ〜、、、

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