雪の降る病院１6

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宮舘side




いたいいたいと騒ぐ翔太を横目に



直腸診のための物品を用意してもらうために



康二のＰＨＳに直接コールする。





、、、、出るか、、、





ピロピロと陽気なコール音の後に




はい〜？どうされました〜？とお決まりのやつ。







舘「あのさ、翔太の部屋に直腸診の用意持ってきてくれない？」




康「はえぇ？」






舘「あとで説明するから。」




康「、、、はい〜、すぐ持っていきますね〜。」






一瞬驚いてたっぽいけど、持ってきてくれるらしい。




よかった〜、、康二がまだ忙しいようだったらどうしようかと、、、









舘「翔太？まだ痛い？」




翔「いたいぃ、、、」






舘「傷の様子診たいから指入れさせてね〜、、」




翔「やだぁ、、、、、」






舘「お口でふぅーーーってしようか。

肩の力抜いてね〜、、」






口呼吸で肛門の力抜いてもらって、



部屋にあるディスポ手袋をつけてそっと小指を挿し込む。






舘「はい、ごめんね〜、、、」




翔「、、ああ〜〜〜、、、あ、」




舘「いたいね〜、、ここだね、、、」





力はうまく抜けてないようだけど、


締め付けられながら指を進める。






そんなに傷は深くなさそうだけど、


一応視診してみるか、、






康「お待たせしました〜。」




舘「ありがとう。

翔太？いまから冷たいの入れるからちょっと変な感じするよ〜、、」







肛門鏡に多めにゼリーをつけてスッと入れ込む。






翔「、、うう、、う、、いた、、、、。」




舘「ちょっとお尻開く感じするよ〜、、」






肛門鏡を開いて患部を診る。



翔「やめてぇ、、、、」





痛み、恥ずかしさからか翔太は早く終わらせろと急かしてくるけど、



しっかりと診察する。





、、、これなら、、自然治癒で大丈夫そうかな、、






でも、これだけ嫌がってるから、


薬だけ入れようかな、、







舘「はい、おしまい。

お薬だけ入れて終わるよ〜、、」






康二が持ってきてくれたセットの中の



包まれた座薬の鎮痛剤を取り出す。






舘「はい、ちょっと変な感じするよ〜、、、」




翔「ん〜〜、、、」




座薬をぎゅっと肛門に入れ込んでスッと指を引き抜いて、




おしまい。








舘「頑張ったね〜、、」



パンツを上げて布団を戻して最後のおしまい。






舘「もう動かないでよ。」



翔「んん。」






もう観念したらしい。



ほんとに動かないでよ。

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