優しい人には毒がある 14 ページ14
カルマside
腑に落ちないのは一つだけだった
なんで姫崎さんの記憶だけないのか
姫崎さんは別れを告げたのに帰ろうとしない
多分俺が向こうに帰るのを見届けようとしてくれてるんかな
俺はみんなの所に行かなくちゃ行けないから戻る
けど気になって振り向いた
姫崎さんももう向こうを向いて歩いている
ただそれだけそれだけなのにのんでこんなに苦しくなるんだろう
俺は姫崎さんの所に戻ろうとしたら
遅れてきた磯貝と姫崎さんがはち合わせになった
磯貝「来てたんだ」
A「まーね。」
磯貝「カルマの事もう諦めついたのか?」
なんで俺のこと?さっきドッキリだったって...言ってたじゃん
A「.....」
磯貝「俺と付き合おうよ。やっぱり俺Aが好きだ」
A「ごめん。まだ私カルマ君が好きなの。」
え.......
磯貝「.....カルマには伝えたのか?」
A「なわけないじゃん。カルマにはもう子供も奥さんもいるんだよ?今のカルマが気づいちゃいけない事だよ。私はあの時のカルマとの思い出だけであと何年も生きていけるから...」
磯貝「そっか」
A「じゃ、私もう帰るから」
磯貝「あぁ」
俺が気づいちゃいけない事ってなに?
姫崎さんは帰ってしまった
カルマ「磯貝...さっきの会話って...どういうこと?2人って付き合ってるんじゃなかったの?」
磯貝「あ...カルマ.......。付き合ってないけど...」
カルマ「1回も?俺が好きってどういう事?」
磯貝「.....Aが言わないって決めたなら俺も言わない。それより結婚おめでとう」
俺は空っぽだった。特になにも楽しみがなくて...けどなんでだか昔の俺は何かに満たされてたような気がしてた
姫崎さんの記憶がない理由がそれと関係してるかはわからないけど姫崎さんの言ってることが全部正しかったら、あの時俺は...磯貝と付き合ってると思ってた。姫崎さんが言っていたことをちゃんと聞いていたら.......
奥田「カルマ君!!なんでこんな所にいるんですか??皆待ってますよ」
カルマ「...すぐ行くよ」
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天川(プロフ) - 悲しいです〜とっても切なくって……涙が……。゚(゚´Д`゚)゚。 (2018年6月30日 16時) (レス) id: 14e99eec09 (このIDを非表示/違反報告)
kurohyou.2@赤司様萌える(プロフ) - (泣) (2018年3月28日 22時) (レス) id: cb8ac92824 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - 奥田©……。業を奪うなんて許さんっ(^言^)何か切なくなったノω・,) ウゥ・・・ (2018年3月8日 23時) (レス) id: fee6dc44ce (このIDを非表示/違反報告)
キャット - 悲しすぎる失恋・・・。 (2017年12月31日 13時) (レス) id: b199ae0170 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - (名前)ARIAさん» コメントありがとうございます(> <) (2017年10月23日 8時) (レス) id: b67d2d7d67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いちごみるく | 作成日時:2017年7月21日 21時