【テニプリ】女を嫌う立海テニス部のマネージャー、まだまだ合宿中です。

96 DAYS ページ11

仁王「ペテン師のイリュージョン♪雅治は俺だぜ♪

…おぉ、参謀居たか。

……ん？後ろにおるのはAか？」





謎の歌を口ずさみながらどこからか現れた雅治。







貴「あ、雅治」








雅治は私を見るなり少し目を見開いてから蓮二に目を向けた。







仁王「参謀…こういう趣味じゃったんか。」



と言って少しそそのかす様に笑った。








…蓮二の趣味、って急に何の話…？









柳「Aが部屋に服を忘れてたらしくてな。俺のパーカーを貸しやっただけだ。


…まあでも、これもある意味良いな(ﾎﾞｿｯ」




仁王「…悪くはないのぉ(ﾎﾞｿｯ」







…2人だけで何か話してるけど全く聞こえん。









貴「…。あ。そえば何故に蓮二と雅治がここに？

今は夕食の時間だし。」







柳「ああ、それなら。

さっき食堂で赤也が零したジュースがかかってな。だから先に風呂に入ったんだ。」








あ、だから髪が濡れてるわけだ！
タオル被ってるし。








仁王「で、参謀がヤケに遅いから俺が迎えに来たんじゃが…」








そこまで言うと雅治は又私を見た。






貴「…？

…えっ、あ。

ちょっっっ！！！///」







「全くなんなんだ！」
と思った私は今の自分の格好(彼シャツ状態)を思い出した。





雅治の視線が急に恥かしくなった私は慌ててパーカーの裾を下げた。







柳「そんなに引っ張ると俺のパーカーが伸びるぞ。」

仁王「別に隠さなくてもいいんじゃがのぉ。」






と、楽しそうに言う2人。









貴「あーもー！私部屋戻ってさっさと着替える！！！

それじゃあさようなら変態共！！」





蓮二と雅治に背を向けて自部屋の方に向かった。

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