無力さ ページ5
時は戻り、天災がポセイドンと共に療養の為、部屋に入った直後。
俺はドアの前から動けずにいた。あのボロボロになったAの姿を思い出すだけで頭が痛くなる。何故俺たちに相談してくれなかったのか。そんな考えが頭を
�爐修鵑塀蠅貌佑知�ってどうした��
声が聞こえ、顔を上げるとポセイドンが立っていた。眉間に皺を寄せ、こちらを見ている。ドアを開けて、外に出ようと思ったら人が立っていたのだから邪魔だったのだろう。
「いや、少し考え事をしていてな…」
�爐覆蘆�度いい。1つ頼みがある。あいつの回復が済むまでドアの前で待っていてくれないか。ドアに鍵が付いていなかったからな、なにかの弾みで出てこられても困る。要するに重し役だな��
「んな重要な事俺に任せちまって大丈夫か？」
�爐�前も分かっているだろう。あの重症は俺とて予想外だ。ここの奴らで1番信用できるのはお前なんだ��
「まぁ、その信頼も当然か…。部屋の前に座っておくだけでいいんだな？」
�爐▲ Ｍ蠅鵑世将�
会話を終えると去っていったポセイドン。俺はドアに背を向け、あぐらをかいて座った。Aが俺たちに話してくれなかった理由を何個か仮説を立て考えていると、急に部屋の中の気配が変わった。一気に部屋の中が重くなった気がした。
して数秒後、少女の叫び声が船中に響き、船に緊張が走り、ざわめきが止まる。俺がこの声がAの声だと理解するのに数秒かかったのは、今までAの叫び声を聞いた事が無かったからだろう。Aがまた怪我を負ったのか…冷や汗が背中を伝う。
ふと、部屋の中から声が聞こえた気がした。とてもとてもか細い声。念の為と思い、部屋の方に意識を集中させた。
『こ、ろし、て………だれ、か。おねが…い』
思わず目を見開く。海賊として生きているのだから聞き慣れてはいるが、Aからは一生聞くことは無いだろうと思っていた言葉に絶望するのと同時に、赤ん坊の頃から見てきたAがここまで追い詰められている状況で何も出来ない自分に怒りが湧く。自分がもう少し早く来れていれば。部屋から逃げ出した事に気づいていれば。自分の無力さを思い知らされる。
「何故ここにあいつが！？」
「何でこの場所を知ってる！？」
途端、騒がしくなった周囲の声に現実に引き戻された
「すまない。少し遅れた。アイツは？」
「こちらこそありがとな。レイリーさん」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 245人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うみん(プロフ) - パーカーさん» 2年の修行に入るまでを第1部として一旦完結、間の2年間を第2部、2年後を第3部にするつもりです！それぞれキリのいい形で終わらせるつもりなので、1部はこの章で完結だからあと少しです！！ (3月19日 5時) (
レス) id: 933334a956 (このIDを非表示/違反報告)
パーカー - 2回目のコメントごめんなさい！気になった事がありまして、この話は最終話はまだまだですか？(誤字あったらすんません) (3月18日 18時) (レス) @page18 id: 13475ac173 (このIDを非表示/違反報告)
うみん(プロフ) - パーカーさん» パーカー様！初めまして！！最初めちゃ読みにくいのにここまで読んで頂き感謝感激雨あられって感じです；；お話の完成度上げてこれからも頑張ります！！ (3月11日 12時) (レス) id: 933334a956 (このIDを非表示/違反報告)
パーカー - 初めまして！この話はとても面白くて、一気に見ちゃいました！！気長に待つのでうみん様のペースで更新して下さい！(誤字あったらごめんなさい) (3月10日 23時) (レス) @page17 id: 13475ac173 (このIDを非表示/違反報告)
うみん(プロフ) - メイデーアさん» あ、、、それある海賊団のあるメンバーの前でやっちゃう予定です笑。面白いと言って頂けてほんとに嬉しいです；；早くシリアス抜け出して面白要素詰め込みたいです、！！ (2月25日 23時) (レス) id: 933334a956 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うみ | 作成日時：2023年11月5日 23時
